大相撲名古屋場所5日目の14日、魁皇が旭天鵬を寄り切り、勝利をものにした。
よって元横綱・千代の富士(現九重親方)を抜く
単独最多の通算1046勝の新記録を達成した。
魁皇は初日から3連敗をした後、4日目の13日に豊ノ島を突き落としで破り、
千代の富士に並ぶとともに今場所の初日を出していた。
この日も勝って2連勝、足かけ24年、序ノ口から139場所で新記録を樹立した。
今場所千秋楽の24日で39歳になる魁皇は関取最年長で、大関以上では唯一の日本人。
幕内878勝、幕内出場回数1439回、幕内在位107場所は、
いずれも史上単独1位で、大関在位65場所も千代大海(現佐ノ山親方)と並んで1位となっている。
その他の取り組みは、白鵬が豊ノ島を難なく片付け、5連勝。
日馬富士も嘉風を双差しにして全勝を守ったが、把瑠都は鶴竜の引き技に屈して土がついた。
返り関脇の鶴竜はこれで3大関撃破。
カド番の琴欧洲は引き技が裏目で2敗目。
大関昇進が懸かる琴奨菊は稀勢の里を圧倒し、1敗を守った。
全勝は白鵬、日馬富士、平幕の豊真将の3人だけとなった。
