11日、第93回全国高校野球選手権千葉大会は10球場で


1回戦と2回戦の計25試合があった。


昨年優勝した成田が市原八幡と対戦し、コールド勝ち。また中央学院、東総工なども快勝。


昨年まで多古のエースだった土屋俊輝投手(3年)。


逆転を信じ、4点を追う八回から成東戦のマウンドに登った。


昨秋のシーズン終了後、エースナンバーを譲り、直後はプライドが傷つき、苦しかった。


だが「笑顔でチームを助けよう」と気持ちを切り替えた。


来栖真吾監督は「気持ちで向かっていく選手」と評価している。


10日の試合では、最終回の攻撃につながる投球を期待し起用。


1死満塁となるピンチでも「いいボールが行ってるから気持ちで投げろ」


「楽しくやろう」と仲間から声が飛び、「こんなに励まされたのは初めて」。


ピンチを無失点で切り抜けた。


「苦しかった時期を分かってくれていたんだ。


最後までみんなと笑顔で野球がやれて良かった」とコメントを残した。