16日、国内最大級の玩具見本市「東京おもちゃショー2011」(日本玩具協会主催)が


東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。


今年は節電意識の高まりを反映して、電気を使わない商品などが注目されそうだ。


一般公開は18~19日。


 海外を含む132社の約3万5000点を展示している。


東日本大震災の影響で、電力や電池の不足が続いたことから、


電池を使わずに手で転がすことで光や音が出るミニカーなど、


省エネをキーワードにしたおもちゃが多くなっている。


また、家族で一緒に遊べるボードゲームなどアナログ型の商品も見直されているようだ。


タカラトミーの「人生ゲーム」は震災直後から5月までに、前年比1.5倍の売れ行きだったという。


タッチパネル式で、指でなぞると絵本やお絵かきができるタブレット型のおもちゃ


=東京都江東区で2011年6月16日、谷多由撮影 タッチパネルを指でなぞり、


クイズに答えて遊ぶタブレット端末型のおもちゃや、


小惑星探査機「はやぶさ」の模型など、世相を反映した商品にも関心が集まっているとの事。


ブロックで作った東京スカイツリーのミニチュアも展示された。


 日本玩具協会は10年度の玩具の国内市場について、


祖父母による孫へのプレゼント需要などが好調だったため、前年度比3.5%増えたとみている。