河童の村長に扮した小栗旬と、星に扮した山田孝之


中村光の人気コミックを林遣都、桐谷美玲出演で実写映画化する


『荒川アンダー ザ ブリッジ』(2012年2月公開)の河童の村長役を小栗旬


、星役を山田孝之が務めることがわかった。


河童の着ぐるみで荒川に住み、男気と人望を兼ね備えるできた男を演じる小栗旬は、


本役を演じることを熱望していた。


しかし、撮影を振り返ると「やりたくてやらせていただいた役でしたが、


実際は暑い日も寒い日もウェットスーツはきつかったし、


顔にノリをつけまくって、汗をかきまくった時の内側の不快感といったらたまらないし、


顔からつま先までかかるストレスがあんなに大変だとは思いませんでした」と大変さをアピール。


元人気イケメンロッカーで、考え方も行動も全てがロック。


ニノ(桐谷)に想いを寄せる星を演じる山田は、本作出演のきっかけは


小栗からの「やってほしい面白い役がある。


俺は河童やるんだけど、お前、星やらない?」の一言だったそうだが、


「僕も河童が良いなと思ったんですが、漫画を読んだら、星のキャラクターが面白かったので、


すぐに『やる』と返事をしました」と裏話を披露。


その星を演じた山田は、小栗と同じく、「最初はキャラクターを演じるのは楽しかったけど、


それがかき消されるくらい、辛かったですね。


星の被りものは頭がかゆくてもずっとかけないし、


顔を塗っているので粉塵がすごいのにマスクもできず、鼻もかめず、


すすり続けていました」と、ふたり共々、大変な苦労だったことを明かしている。


本作の撮影を終え、「パート2ができたら良いなと思うぐらい面白いものができたと思います」と


小栗は答え、山田も「(飯塚健)監督はビジョンが見えている方で信頼できるし、


皆を盛り上げてくれるので、現場の雰囲気が良かったです」と話し、


苦労を抱えつつも楽しんで撮影ができたことを感じさせた。