ジンバブエの警察官がムガベ大統領専用のトイレを使用した罪に問われ、
1カ月間にわたって警察の施設に拘置されている。
今週中には控訴審の判決が出る見通しだという。
この警察官は殺人科の刑事だったが、同国第2の都市で開かれた
国際見本市の会場で警備に当たっている最中、我慢できなくなって
VIPトイレに駆け込み使用したとされる。
先週、警察内の法廷で有罪判決を受け、10日間の禁錮を言い渡されたもよう。
ムガベ大統領は同見本市の開会式に出席しており、VIPトイレは大統領と
アフリカ輸出入銀行総裁の専用となっていた。
警察官はトイレの警備担当者に止められていったんは従ったが、
その後無理やり押し入ったという。翌日になって逮捕、拘束された。
6日、同警察官の家族は公判に弁護人が付き添わなかったと指摘したが、
控訴審では警察トップの判断で有罪判決が覆されることを期待すると話した。
控訴審は9日か10日に開かれる見通し。
一審では10日の禁錮に加えて降格も命じられ、職務に復帰しても私服での捜査はできなくなったという。
