17日夜、満月の夜に新茶を摘む「月夜の茶摘み会」が


掛川市五明の茶園で行われ、県内外から訪れた約200人が、


月やランプ、たいまつの明かりの下で幻想的な茶摘みを楽しんだ。


 “満月の日に摘んだお茶はおいしい”という都市伝説を実証してみようと、


掛川茶振興協会掛川茶ブランド委員会(丸山勝久委員長)の若手茶商が2年前から始めた催しもの。


 薄い雲の向こうから時折、おぼろ月が顔をのぞかせるなか、


参加者は闇に浮かび上がる茶園の風景を楽しみながら柔らかな新芽を探し、


「一芯三葉」で摘み取った。茶園の脇ではジャズの生演奏が繰り広げられ


ムードを盛り上げた。摘んだ茶葉は製茶され後日、参加者に贈られる。


東京都港区から参加した会社員中村恭子さん(32)は「満月の夜に摘んだお茶が、


どんな味わいか楽しみ」と話していたという。