富山・砺波市の焼き肉店で食事をした男児が食中毒で死亡した、


29日夜に焼き肉店の社長が記者会見し、謝罪した。


 砺波市の焼き肉店「焼き肉酒家えびす」砺波店の集団食中毒で、


店を経営する石川・金沢市の「フーズ・フォーラス」は29日夜、


勘坂康弘社長らが記者会見し、謝罪した。


生肉のユッケが食中毒の原因とみられ、フーズ・フォーラスは、


展開する全ての店舗の営業を停止し、


食材や従業員の検査の徹底と店内の完全殺菌などの対策を講じる方針を示したという。


 富山県厚生部の発表によると、砺波店で食事をした1~70歳の男女24人が


食中毒の症状を訴え、20人が現在入院している。


このうち、高岡厚生センター管内に住む10歳未満の男児が29日に死亡し、


腸管出血性大腸菌「Oー111」が検出されたと発表。


他20歳代の妊婦1人を含む5人が溶血性尿毒症症候群(HUS)で重症となっている他、


高岡駅南店で食事をした2人が重症で入院している。


 一方、富山県では男児が死亡したことを受けて、29日夕方から


富山県内の「焼き肉酒家えびす」6店舗に立ち入り調査をした他、


東京都に食肉を出荷した加工工場への立ち入り調査を依頼。


県では食肉を調理する場合は、十分に加熱するよう求めている。