富山地方裁判所は自宅に放火をし全焼させたとして


現住建造物等放火の罪に問われた男に対する裁判員裁判で、


執行猶予つきの有罪判決を言い渡した。


 執行猶予つきの有罪判決を受けたのは立山町の警備員・


山本志朗(やまもと・しろう)被告(39)だ。


山本被告は自宅の台所で油をまいた新聞紙に火をつけ、


自宅を全焼させたとして現住建造物等放火の罪に問われていた。


 22日の判決公判で富山地裁は、懲役3年、


保護観察付きの執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。


 判決理由で田中聖浩裁判長は「母親の介護にほとんどの時間をあて、


借金の返済ができず、将来を悲観したという動機や経緯には


同情の余地がある」と述べたうえでの今回の判決だった。