14日、福岡県は「福岡市油山牧場」で死んだ雄の羊1頭が、


家畜伝染病の「伝達性海綿状脳症(スクレイピー)」に感染していたことが明らかとなり発表した。


福岡県によると、スクレイピーは人には感染しないとされ、


国内での発生は、平成17年に神奈川県で見つかって以来となる。


 スクレイピーは神経系が侵されて死亡する羊やヤギの病気のことで,


BSE(牛海綿状脳症)や人のクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)と同様、


タンパク質の一種である異常プリオンが原因で起きるとされる。


雌の胎盤や体液を介して感染するとみられている。


 この牧場では、羊やヤギ計57頭を飼育していて、訪れた人がエサをあげることもできる。


今後、同居していた羊や山羊の隔離と消毒を行い、感染した可能性のあるものを殺処分するという。