暫定基準値を超える放射性物質が検出されたとして、
千葉県が出荷自粛を指示し千葉県旭市のサンチュが業者の判断で出荷され、
東京都品川区の大手スーパーで13日、千葉県などの調べで4月上旬に販売されたことが分かった。
県は「法的拘束力はなく、出荷は止められなかった」としている。
県によると、3月29日から4月4日まで旭市の集配業者が、
複数の農家からハウス栽培のサンチュを仕入れ、大手スーパーの系列業者に出荷。
7日に店頭で販売されているのが見つかったという。
3月20日から旭市のサンチュは地元JAが出荷を自粛し、
県も同29日に自粛指示をした。今月4日から国の出荷停止の対象となった。
集配業者は、旭市が3月28日に行った検査で暫定基準値を下回ったため、
スーパー側の了解を得て独自に出荷を決めたと説明。出荷が停止されたため、
5日以降は出荷を取りやめたという。
3月20日、都内に出荷された旭市のシュンギクから暫定基準値の約2倍の
放射性ヨウ素が検出されたため、同日以降の出荷を自粛していたという。
