全国の書店員が選ぶ恒例の「本屋大賞」に、


東川篤哉氏の「謎解きはディナーのあとで」(小学館刊)が選ばれた。


都内で2011年4月12日にあった発表会で明らかとなった。


令嬢刑事の宝生麗子とその執事で毒舌家の影山が殺人事件に挑むミステリー小説で、


東川氏は、1968年生まれ。


岡山大学法学部卒業後、ガラス壜メーカーの経理部門に勤務していたが、26歳で退社。


以後8年間は月収12万円~13万円のアルバイトで生活し、


「一寸先はホームレスかという生活でした」という。


2002年、『密室の鍵貸します』で、Kappa-One登竜門を受賞し作家デビュー。


本屋大賞の2位は、窪美澄氏「ふがいない僕は空を見た」(新潮社)、


3位は、森見登美彦氏「ペンギン・ハイウェイ」(角川書店)が選ばれた。