米男子ゴルフのマスターズが7日、オーガスタ・ナショナルGCで開幕した。


 第1ラウンドで日本勢は、41歳で初出場の藤田寛之が先陣を切って第11組でスタートした。


3度目の挑戦となる19歳の石川遼はメジャー大会3勝のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)、


ビル・ハース(米国)と同じ第12組だ。


 日本のアマチュアで初出場の松山英樹(東北福祉大)は08年マスターズ覇者の


トレバー・イメルマン(南アフリカ)、ルーカス・グローバー(米国)と同じ第23組、


池田勇太は第30組で、ともに午後のスタート。


 かつての絶対的な強さを誇ったタイガー・ウッズ(米国)は復活できるのか、


米メディアの関心は高いようだ。


ウッズは過去4勝と相性がよく「この大会なら」との期待があるみたいだが・・・。


 不倫騒動に端を発した昨年の出場自粛が明けてから未勝利の不振が続く。


 昨夏から新コーチを招き、全面的なスイング改造に取り組むが、


その選手キャリア3度目の決断の成果がなかなか出てこない。


 当の本人がどうか。公式会見での「ベストの姿を見せられるか」との質問に、


ウッズは「ノー」と即答。「時間はかかる」と生返事を繰り返すばかりだったという。


 世界ランキング1位から転落したウッズ。


このまま後退していくのか、復活への何らかの兆しは見せるのか。


その結果が男子ゴルフ界の勢力図を塗り替えかねないだけに、注目が集まるところだ。