ソフトバンクグループは孫正義社長が東日本大震災の被災者に100億円を寄付すると発表した。
また2011年度から引退するまで毎年、同社代表としての報酬も全額寄付するという。
孫正義社長は米動画サービス「ユーストリーム」で、震災で両親を失った子供たちなどを支援したいと語った。
東日本大震災以来、多くの日本の企業や経営者が支援を表明してきたが、孫氏の寄付は他を圧倒する金額だ。
米経済誌フォーブスによると、孫正義社長は2011年3月現在で、資産81億ドル(約6800億円)で
日本一、世界では113位の富豪だという。
2010年3月期の同氏の報酬は1億800万円だ。
同氏はかねてから60歳代で引退することを表明しており、現在後継者を捜しているという。
ソフトバンクによると、孫氏がこうした寄付について公にしたのは、今回が初めてだという。
同社は会社としても10億円を寄付する。
孫氏の分も含め日本赤十字など複数のチャネルを通して寄付することを検討している。
