31日、弘前市下白銀町の市立博物館で探査機「はやぶさ」のカプセルなどを展示する
特別企画展「小惑星探査機はやぶさ~60億kmの旅からの帰還」が31日、
弘前市下白銀町の市立博物館で始まった。
はやぶさを開発した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の川口淳一郎教授の
出身地でもあり、開場と同時に大勢の市民が訪れ、関心の高さをみせた。
展示しているのは、はやぶさの8分の1模型や、カプセルの司令塔に当たる
搭載電子機器部(実物)、パラシュート(同)など7点。家族連れなどが熱心に見入っていた。
市内の高校生は「理系を選択しており科学に興味があった。
こんな小さなカプセルがすごいことをしたと感激した。
川口教授のような世界初にあこがれる」とコメントをした。
開会式で葛西憲之市長は「さまざまな困難を乗り越えて帰還したはやぶさは、
大震災に立ち向かわねばならないことを教えている」と述べた。
