戦国武将の石田三成をテーマにした新たな観光施設「三成イレブン」が、


滋賀県彦根市本町2丁目の夢京橋あかり館2階にこのほど新設され、


三成と志をともにした武将10人にも焦点を当て、書き下ろした三成の絵や、


ゲームキャラクターの等身大パネルなど約40点を展示。


歴史ファンに彦根市に居城を構え、豊臣秀吉を支えた三成の才能と魅力を発信している。


 三成の絵は、歴史漫画「センゴク」を連載する宮下英樹さんが書き下ろした。


縦115センチ、横90センチのキャンバスに、旗印を背景に、眼光鋭く立つ三成の甲冑(かっちゅう)姿を


描写。西軍を率いた関ケ原の合戦で、


小早川秀秋に裏切られた絶体絶命の危機に挑む姿をイメージしたという。


 また、三成の同志10人として、「三成に過ぎたるもの」とたたえられた側近の島左近や、


豊臣家を守り抜くために奮闘した真田幸村らを紹介。


ゲーム会社の協力で、戦国ゲームのキャラのパネルも置いた。


 施設の広さは約200平方メートルで、犬の玩具を並べた「高橋敬吉コレクション」を改装した。


彦根市が、夢京橋あかり館を手がける第三セクター「夢京橋」に運営を委託し、当面の間1年間は開設する。