内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者ジュリアン・アサンジのドキュメンタリー映像と解説本がセットになった「ウィキリークスの秘密」が発売されることがわかった。


ドキュメンタリー映像は本来劇場公開される予定だったようだが、DVDと書籍のセットという業界初の試みで急きょ発売が決定した。


アメリカでは5月の発売を予定しているため、日本で先行発売されることとなる。


 「ウィキリークス」は政府や企業に関する機密情報を匿名で公開するウェブサイト。


ジュリアン・アサンジは創始者で編集長でもある。


圧力に屈することなく内部告発を続ける彼の姿勢は賛否両論だが、自身も政府や企業の実態を暴いてきた映画監督マイケル・ムーアはアサンジへの援助を惜しまないと表明するなど、各界に影響を与え話題を集めている。


 そんなアサンジが注目されたのは、2010年4月にアメリカ軍がイラク戦争で民間人を殺傷した動画を公開したことがきっかけとなった。


全世界の人々が震撼した出来事となり、今回発売されるDVDは、この動画公開後にアサンジが1か月間身を隠して生活し、表舞台に現れるまでを密着したドキュメンタリーとなっている。


彼への包囲網が張られる中、次々と新しい情報を発進しようとする姿も垣間見ることができる。


時の人となったアサンジの知られざる日常生活と素顔に肉迫した興味深い作品になっている。