昨秋の関東大会ではベンチにすら入っていなかった東海大相模の庄司が、甲子園という大舞台で公式戦初登板した。1失点での完投と好投した。


「スコアボードにずっと0が並んでいて、信じられなかった。


すごく大きな自信になった」と2年生左腕がはなった。


 相手は出場校中2位の強豪、打率3割8分4厘を誇る強力打線の関西チーム。


先発に5人並ぶ左打者対策として起用され「三回まで投げるのが目標だった」という。


 一回の1死満塁を無失点でしのいで、波に乗り、「直球の最速は126キロ」と言う典型的な技巧派左腕で、奪三振は3個だけ。


カーブやスライダーを低めに集めて丹念に打たせて取る投球。


八回まではわずか3安打の完封ペースも、おしく九回に3連打を浴びて得点を許したが


「練習試合でも6回が最長だったから、七回以降は疲れた。完封なんて意識しない」と笑って答えた。


試合結果   東海大相模  9-1  関 西