薬物使用疑惑をめぐり虚偽答弁をしたとして偽証罪で起訴された元大リーグ選手、


バリー・ボンズ被告(46)の裁判で、同被告の元ビジネスパートナーが23日、証人として出廷し、


ステロイド(筋肉増強剤)の使用を被告が認めていたと証言した。


 証人は、ボンズ被告の幼少時代からの友人で、元ビジネスパートナーでもあった。


証人であるスティーブ・ホスキンス氏は、ボンズが「(筋肉増強剤の)注射の影響で臀部(でんぶ)が痛む」と話していたことを明らかにした。


 ホスキンス氏は、ボンズとともに寝室に入ったトレーナーが注射器を持って部屋から出てきたのを目撃したこと


や、「トレーナーが注射してくれないのであれば自分でやる」と、ボンズが話していたとも語った。


 同氏は、ボンズからステロイドの副作用について調べてほしいと依頼された際、初めてボンズの薬物使用について知ったという。


 無罪を主張しているボンズ被告は、2001年に73本塁打を放ち、シーズン最多記録を樹立。


2007年にはハンク・アーロン氏が持っていた755本塁打の歴代最多記録を更新した事でも知られている。