東日本大震災で供給がストップしている仙台市ガス局の、奥山恵美子市長は都市ガスについて、記者会見し23日から順次、供給を再開できるとの見通しを示した。
被害が大きい地区を除き1カ月半程度で全面復旧させるとの事。
今後のスケジュールは22日に公表する予定。都市ガスの原料には、比較的損傷が少なかった新潟―仙台間のパイプラインから供給される天然ガスを利用する。
設備の点検を終えた後、気化された天然ガスを市ガス局の港工場で付臭し、供給する。
23日は仙台オープン病院と市立病院の災害拠点病院2カ所へ供給を再開予定。
一般家庭への供給は24日から始めるという。供給量のうち、約7割を占めていた液化天然ガス(LNG)を使ったガス製造は、港工場の設備が膨大な被害を受け、復旧のめどは依然、立っていないという。
奥山市長は「市民には不便を掛けて申し訳なかった。一日も早い復旧に向けて全力で取り組む」と話した。
