広島県尾道市と大阪が舞台のNHK連続テレビ小説「てっぱん」。
主人公・村上あかりは尾道の村上家で育ち、町を歩けば、どこからか村上家のにぎやかな笑い声が聞こえてくるようだ。
JR尾道駅を降りると、時折、鉄をたたく槌(つち)音も聞こえてくる。まさに「てっぱん」の町だ。
千光寺近くに展望台のように尽き出している鼓岩(つづみいわ)がある。岩の上を石で打つとポンポンと音がすることから、「ポンポン岩」の愛称で通っている。
番組のシンボルでもあるオープニングの「てっぱんダンス」に登場する。
放送から3カ月間で、観光客が例年より21万3千人増えたという推計もある。
ロケの案内所「てっぱん坂のみちしるべ」には4月下旬、あかりが切り盛りする大阪のお好み焼き店「おのみっちゃん」のスタジオセットの一部が移築される予定で、ロケ地巡りの楽しみがまた一つ増えた。
東日本大震災の影響で放送が一時、休止されていた「てっぱん」は19日に再開した。
20日午後2時10分から第24週分(7日~)「スタートライン」を集中再放送。最終回は4月2日の予定だ。
