センバツに出場する香川西の小南憲吾主将(2年)と宇都宮健太投手(同)、北井秀忠校長、岩上昌由監督(34)らが17日、浜田恵造知事を訪問。


 浜田知事は「持てる力を全部、甲子園で出して下さい」と激励した。岩上監督は15日にあった組み合わせ抽選会は、東日本大震災の影響で「今までの華やかな雰囲気とは違った抽選会だった」と報告。


 小南主将は「僕たちが出来るのはプレーで勇気づけること。大会を開催してよかったと思われるよう頑張りたい」と決意を語ったという。


 香川西は大会第1日目第1試合で、日本文理(新潟)と対戦予定。


 日本高野連の奥島孝康会長は、「高校球児たちの真剣なプレーが、大震災で打ちひしがれた被災地のみならず、日本中の人たちにとって一筋の光となるのではないか」。選抜開催を決断するに至った理由をこう述べたという。


 奥島会長は「開催すべきではない」という意見があったことを明かした上で「一生に一度かもしれない選手たちの機会をなくしてはならない。厳しい練習を重ねてきた選手たちの夢を実現させたい」と力説した。