東電は16日、福島第一原発の正門付近で15日にも中性子線が検出されたことを明らかにした。


モニタリングカーによる計測で、15日午前1時30分と同40分にそれぞれ、1時間当たり0.02マイクロシーベルト、0.01マイクロシーベルトの中性子線を検出したという。


中性子線は福島第一原発3号機が水素爆発を起こした後の14日にも検出されており、再び検出できないレベルになっていたという。


 中性子線は核分裂が起きた時に出てくるが、検出の原因はいまだ不明のままだ。


放射線量も不明だが、14日午前に水素爆発を起こした同原発3号機の燃料から出た可能性があると見ている。


※中性子線の怖さは他のガンマ線やエックス線がコンクリートや鉛などで遮る事ができるのに対して中性子線はそれらの物を全て透り抜けてしまう所にあるという。