福島原発の放射能漏れで、茨城県北茨城市で観測された1時間あたり5・575マイクロシーベルトという放射線量について東海第2発電所を持つ日本原子力発電の放射線管理担当者は「ブラジルやインド、中国などでは普段でも同5マイクロシーベルトを超える場所もある」と説明。
自然界でも十分あり得る数字との見方を示した。
同発電所では、原子炉が入る原子炉建屋など放射線量が多い所は管理区域に指定され、一般の者の立ち入りが禁止されるという。
その管理区域内では1ミリシーベルトの放射線量を観測する地点もあるが、職員及び作業員は1ミリシーベルトを超えない範囲で作業を行っているという。
年間被爆量50ミリシーベルト(法令で定められている)を超えない範囲で作業をしているという。
また、放射性物質による外部被曝と内部被曝の違いはあるものの、茨城県原子力対策課も1回の胸部レントゲンによる被爆量は50マイクロシーベルトと発表しており、今回の検出値がそれらと比較しても「低い」と見ている。
