太平洋沖地震で大分県内では午後5時過ぎに最初の津波が観測された。、午後8時30分頃には最大50センチの津波が観測された。

沿岸部には引き続き津波警報により厳重な警戒が必要。大分地方気象台によると、午後8時32分に別府港で50センチの津波が観測された。


また大分港でも午後8時25分に40センチの津波が観測されている。


大分地方気象台では「佐伯市鶴見では依然として波の上下が激しい」として引き続き警戒を呼びかけている。


県内では現在も豊後水道沿岸と瀬戸内海沿岸で津波警報が出ています。

大分市・臼杵市・津久見市・佐伯市では沿岸部の住民に避難勧告が出ています。


この4つの市で避難しているのは午後8時現在119人で、ほか豊後高田市などで6世帯11人が自主避難している。
県によると宮城県塩釜市で県漁協保戸島支店所属のマグロ漁船「第三くに丸」の乗組員10人のうち4人と連絡が取れなくなっている。「第三くに丸」は地震の発生を受けて沖に出たがその際4人と連絡がとれなくなったということです。


また県によりますと県外に受験に行っている公立高校生は414人いて、51人とまだ連絡がつかないという。関東以北に行っている受験生についてはこれまでに全員連絡が取れたという。


地震と津波のため県内の交通機関にも影響が出ていて、JR日豊本線は杵築から南宮崎の間などで運転を見合わせている。


空の便では大分と羽田を結ぶ便があわせて6便が欠航した。あすの便については大分と大阪を結ぶ便で2便の欠航が決まっている。


海の便も欠航が相次いでいて、宇和島運輸フェリーは別府・八幡浜間と臼杵・八幡浜間できょう夕方からあす未明の便であわせて7便が欠航となっている。そのほか国道九四フェリーと佐伯・宿毛フェリーにも欠航がでている。


県内の沿岸部には引き続き津波警報が出ていて、厳重な警戒が必要だという。