パリのレストラン「Brasserie Flottes」は高級レストラン格付けガイドブック『ミシュランガイド』の星を1つも持っていないが、パリで1番の「エッグマヨネーズ」を提供する店としての称号を得た今となっては、ミシュランなどどうでもよくなった。


 料理評論家で、「エッグマヨネーズを守る会」会長も務める80歳代のクロード・ルベイ氏は7日、コンコルド広場に近いこの店を表彰した。


 ルベイ氏は、パリのレストランであまり見かけなくなったエッグマヨネーズについて「この料理はシンプルに見えるが、(準備に)細心の注意を払わなければならない」と語った。


 店を経営するオリビエ・フロットさんは、シェフたちがエッグマヨネーズの作り方を「学び直して」、メニューからなくなったエッグマヨネーズを復活させたと語った。


一皿7ユーロ(約800円)で提供している。


 ルベイ氏の考える完ぺきなエッグマヨネーズは、「少し大きめの」固ゆで直前の卵を半分に切ったもの3つに、「マスタード入りのよく伸びるマヨネーズ」を使ったものだという。