京大など4つの大学で入試問題が流出した事件で、山形出身で仙台の予備校に通う19歳の浪人生が逮捕された。
携帯電話は母親の名義で契約されたものだ。試験問題の投稿はすべてこの携帯電話からだった。
携帯電話には個体識別番号がついており、接続すればサイトにも接続会社にも記録が残りパソコンと違って個体を隠す手だてはない。
接続記録をみれば使用者が簡単に特定されてしまう。
大学の被害届を受けて、警察はヤフーの記録からNTTドコモを特定。個体識別番号から山形に行き着いた。電話機が盗まれたりしているのでないかぎり、この受験生がやったとしか考えられない。
だれもがそんな単純なものではないと思っていた。本当のカンニングではない「愉快犯」だろう、携帯もプリペイドかなんかだろうと推測した。
しかし、このIDによる書き込みは昨年から続いていて、1月18日(2011年) には、「仙台市でいい精神科、心療内科を教えてください」と、仙台をうかがわせるものもあった。
そして、試験会場からのネット投稿だ。携帯の仕組みを知らずにやったとしたら、実に幼稚である。
