車から直ぐに降りて台車に弁当を乗せた時、鼻に詰め込んだティッシュに鼻血がにじみ出て地面にポタポタと落ちた。
このままだと商品であるお弁当やお惣菜の上に落ちてしまうかもしれないと思いティッシュをもう一枚取り出し丸めて鼻に押し込んだ。
そしてまた血がにじみ出てこない内にお弁当とお惣菜を店内に運び込んだ。空箱を引き車に積み込みスキャンを貰いに行こうとしてお店の入り口まで来た時入り口のドアガラスに映った自分の姿を見て思わず笑ってしまった。
鼻にティッシュを詰め込んだ時にティッシュが見えない様に奥まで突っ込みすぎて、片方の鼻の穴だけでかくなってしまっている。おまけにティッシュが見えないものだから、鼻の穴にビー玉でも詰めている様でなんとも無様な顔である。
車に戻りそっとティッシュ抜き取ってみると鼻血は止まっていた。これでちょっと一安心。それ以降の仕事は極力熱くならない様、冷静に無事終えることが出来た。