放浪理系女史・ミドリカワです。

ミセスジャパンではスピーチも審査のうちに入ります。

与えられた時間は30秒。この中で自分がどんな人間なのか、どんな思いを抱いているのかを伝えなければなりません。

いざ、考えてみるとあれもこれも詰め込んでしまう。

伝えたい軸が定まらない。

自らを棚卸しするか如く、書き出しに書き出し、ようやく一度は完成しました。

………が、なんだかしっくりこない。

そのうえ、何度読んでも、何度スピーチに起こしても頭に入ってこないという事態に。

ということは、これはスピーチとしてはアウト。容赦なくリライトするしかありません。

それで書き直し、とりあえず形になったのは先日のフォローアップレッスンの前日。

レッスン当日にもアドバイスをいただき、そこでも修正。

さらに、数日、締めとなる部分も固まってきて今に至ります。

ひとつ、咲ききるメッセージになるためには、ここから気持ちを乗せながら完成度を高めていくことが必要となってきます。

身体の隅々まで、このメッセージを染み込ませて、内側から発していくことで力が増すのだと思います。

自分自身の言葉ではない………カッコつけてなんだか良いことを言っているような気になっても、中身の無さを露呈した瞬間に崩れてしまうのです。滑稽さすら出てしまうことも。

自己満足だったり、周りや相手の思いを無視した一方的な押し付けなんて以ての外。

かといって、開き直る方向性を間違えてカッコ悪いところや不幸自慢をさらけてお仕舞い、なんてのも気分はよろしくありません。寧ろ、誰得？です。

真似事や教訓を語るために、出てるんじゃない！！

勿論、所作など見習わなければならないこと（多数）は、基本から真似て実践する必要はあります。

基本が出来ていないことほど、後から後からボディブローのように効いてくるのです。（ウォーキングはミドリカワにとっては最たるものであります。)

スピーチにしても、土台が其々に違うなかで、同じものを出しても何も残りません。

同じものを仮に伝えるにしても、誰が伝えるかでとらえ方や表現の仕方も全く異なります。

このスピーチの土台は他ならぬ自分自身の経験や生き様、カラーです。

同じような、よくあるスピーチ内容で綺麗事を語ったところで、その人となりが顕れた美しさが出るものではありません。

トータルでどうするかというときに、自分自身の棚卸しはかなり有用でした。

マイナス面ではなく、最初のレッスンでの宿題であった敢えて『自分の良いところを100個出す』ことを実践していましたが、これが最終的にはスピーチの根幹をガラッと変えたときには役に立ちました。

初めは『こんなこと入れたら照れくさい………』と思っていたことを修正版では敢えて入れました。

これが無かったら、ストーリーは始まらなかったなということを。

幸福度が高まるものを考えていくという過程をここまでしたことはありませんでしたが、一つの強みにはなりました。

そして、今までの上辺のイメージから脱却できたときに出来上がったものは、思いの外頭にすんなり入っていきました。

これなら、他には真似できないだろう、というところまで表現込みで昇華させるのみです。

分厚いノートを用意しましたが、スピーチの経過を辿ると別物が列んでいます。

けれど、その変化のなかで、自分が見えてきたように思います。

↑見つめ直す過程では自分探しをする、ぺんぎん？さんのような苦悶の表情もよく出しておりましたよ。

洗い浚いしていくと、何が大切で何が不要なのかだけでなく、中にあった拘りやわだかまりまで露呈するものですね。これもまた、面白いものです。

愛知大会まであと二ヶ月弱、汎ゆる面で磨きをかけるためのスパートとなります。

久し振りの演奏(これまた自分自身のカラーと他との調和が試されます)もほぼ毎週あるなかでのハードモードですが、だからこそ感覚が鋭くなっていくようにも感じております。

レッスンもまだまだ続きます。

あまりの悔しさで逆転を誓うきっかけになったウォーキングも、良いバネになっています。

本番では、多くの美しいファイナリストたちが華やかにステージを彩ることでしょう。

今はまだ咲いておりませんが、ミドリカワも枯れず腐らず、このステージのうえで開花できれば何よりです。

引き続き応援のほど、宜しくお願いいたします。

自分の言葉を伝えるために。