チーフトレーナー前波です。
コロナ禍にあり、『運動不足』の深刻化が取り上げられる機会はいまだ減りませんね。
通勤での歩行活動が激減、終業後にフィットネスジムで汗を流してから一杯飲んで帰宅していたオフィスワーカーさんも、生活スタイルが変わったことでしょう。
通勤時間がなくなり、時間活用は向上したように見えるものの、余暇が減った感覚をお持ちの方がたくさんいるように思います。
時間にゆとりができたから、心理的にも肉体的にも余裕あるでしょ?
なんて思われる方もいると思いますが、スタジオのお越しのメンバーさんをみていると、皆がテレワークでゆとりができたわけではないのが現実。
この話をすると、
「モチベーションの違いでしょ、やる気になれば変わるはず」
「ないものねだりじゃないの」
「そういう人(=ゆとりのない人)って、切り替えが下手なんだよ」
などと言われる方も少なくありません。
この意見をお持ちの方の多くが「飲み会できないから社員の心理が読めない」と言います。
(私の感想はお察しください笑)
両者で何が違うのか。
以前読んだ、オフィスデザインの記事のお話をします。
ある会社のオフィスデザインのコンセプトに「創造し合える空間共有」がありました。
「働きやすさ」ではなく「空間共有」
働きやすいかどうかは、人それぞれで感覚が異なるなと感じた記憶があります。
部署の違う社員が廊下ですれ違うことで起こる化学反応に期待するデザイン。
未来に期待した空間づくり。
話は飛躍しますが、最近、スタジオのある地域の商業施設のレイアウトが一新されました。
とても開放的な印象に変わり、購買欲が上がります。
レイアウト1つで、単なる買い物が、楽しい買い物に変化しました。
人を呼び込み、購買欲が上がる。
同じものを買うなら、ワクワクしながら買った方が楽しい。
【空間】ってとても大切。
話を本題に戻します。
「深刻化する運動不足をどう考えるか」
運動不足の原因は様々。
通勤スタイルの変化による活動量減少も1つ。
生活スタイルの変化も1つ。
勤怠管理の課題も1つ。
時間ができたら余裕が生まれるのではなく、余裕のある時間を生まないと、この解決しない問題です。
私は「時間づくり」よりも「空間づくり」をすることで、これらの問題を変えられないかと期待しています。
労働が苦にならない快適空間。
ストレスをため込まない空間。
創造力や生産性の上がる空間。
ワクワクする空間。
運動したくなる空間。
空間づくりで、やる気も、効果も変わると考えています。
これは、子供たちの勉強嫌い克服にも効果があります。
マンガがあると集中できない!?
そうでしょうか。
マンガがあっても集中できる子はたくさんいます。
その空間に「勉強に向かう」が少ないからなのではないでしょうか。
私は学生時代、会話丸聞こえの騒がしいカフェで勉強するのが好きでした。
始めの数分は会話が耳に入り集中できないのですが、ある時からその会話が遮断されて、最高に集中できる。
飽きたら人間観察したりして気分を切り替えて、再度集中に入ると言った感じ。
勉強に向かう空間は、マンガのあるなしではないということ。
空間づくり、環境づくり、習慣づくり。
マンガを見ないが目的ではなく、学ぶが目的ですからね。
ブイスタジオにお越しのメンバーさんからは、
『家の中で運動できる空間を作りたい』
『バランスボールっていいの?』
『何か買いたいけど家でやるなら何がいい?』
『前波トレーナーって家でトレーニングするの?』
という相談を頂きます。
ちなみに我が家には、
・ストレッチポール
・バランスボール(60cm)
・ジムボール(ゴムボール)
・トレーニングチューブ
・1kgウェイトボール
・青竹踏み(足裏刺激)
・(電動でローラーが回る)マッサージクッション など
があります。
どれも高頻度に活用されているので、【ブームが過ぎて忘れられた存在】にはなりません。
健康器具やトレーニング用具にありがちな末路は辿りません笑
取り組みやすい空間を複数作ることで、飽きない工夫をしています。
何を買うかではなく、どのような空間をつくるか。
これは我が家流の工夫です。
みなさん、それぞれで取り組みやすい空間は異なると思います。
なので、どうしたら飽きずにできるかを一緒に考えています。
ある程度、空間イメージができたらそこに置かれても違和感のないトレーニング道具を選択し、それを活用しながら、運動効果を上げられるプログラムを作る。
これが私流の空間づくりのお手伝いです。
毎週、スタジオでトレーニングしているメンバーさんは、この空間をブイスタジオに求めてくれているのでしょう。
運動不足、活動不足に悩まれる方。
やろうと思っても長続きしない方。
何をしたらいいか悩んでいる方。
まずは【向き合うことのできる空間】を考ましょう。
これまでは通勤することで、知らず知らずのうちに空間を変えることができていたのでしょう。
家を出て、駅までの道のり、電車やバスの中、オフィス、ランチで出るお店、行き帰りでお日様の高さも違うし、すれ違う人々の雰囲気も異なるはず。
そうやって、たくさんの刺激を受けていたわけです。
しかし、テレワーク時代になって刺激が変化した。
そんな悩みをお持ちの方は、空間をデザインすることで【忙しいと思っていた時間感覚】に余裕を作れるかもしれません。
ダメだったら木場のスタジオに遊びに来てください。
トレーニングできる空間、気分転換のできる空間をご用意していますよ笑
こんな話を書いていたら、IKEA行きたくなってきちゃいました笑
ご清聴ありがとうございました。
今日も皆様にとって、素敵な一日になりますように。
コンディショニングトレーナー
前波卓也