チーフトレーナー前波です。
今日は、その運動(動作)の目的がずれていると、獲得したい効果には結び付きません。
というお話です。
運動って、苦しいと効果があって、楽だと効果がないと誤認していませんか?
その動作で獲得したい目的によって、与える負荷は変わります。
例えばスクワット動作。
動作刺激を入れる目的なら苦しんではいけません。
しかし、肥大を目指す場合の負荷は苦しい可能性が高いですね。
つまり、すべての運動を我慢の練習にしてはいけないし、それを効果と認識してはいけないということです。
運動に限らず、我慢を美学にする傾向ありませんか?(悪口ではありません)
運動をやりすぎてケガをする方は、その負荷や運動の選択を見直す必要があります。
きつい練習をしないと効果がないと思ってしまうと、個の持つ許容(その人の耐えられる範囲)を越えてしまいます。運動の適正化ができていないということです。
先にあるゴールがケガです。
ここに我慢の美学が邪魔をしているように思います。
私が専属トレーナーを務めるTeam AOYAMAでもオンラインセッションを担当しています。
ここでのプログラムは、シンプルな動作ばかりです。
シンプルな動作を25種目前後行いながら、獲得したい能力へ狙いを定めます。
それを一定期間しつこく繰り返します。繰り返すことで能力を獲得していきます。
筋肉痛によるやりがいではなく、運動後に動きが良くなったという感想を求めます。
プロランナーのパフォーマンストレーニング指導も同じです。
年間のコンディショニング計画の中で、どの時期にどの能力を高めるかを戦略的に考えていきます。そうなると、一定期間は同じ動作を繰り返すものも出てきます。しつこいくらい徹底します。もちろん強化に最適な動作と負荷を取り入れるので、年間プログラムがすべて同じではありません。
【カラダを動かすことが目的なのか、能力の獲得が目的なのか。】
私の考える『コンディショニング』からみると、身体を動かすことがトレーニングになるという認識は少し浅いと考えます。
もし、何らかの能力を高めるためのトレーニングで、いつも筋肉痛になる方がいたら、それは負荷や動作があなたの身体の適していない可能性があります。きっと、効果が上がらないと思います。運動の適正化を見直しましょう。
ブイコンディショニングスタジオでは、その方の目的や身体的特性、生活習慣を伺い、その方に最適なライフプログラムを提案しています。
様々なご相談は、Facebookページの問い合わせフォームからメッセージをください。
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ブイスタジオメンバーさんのほとんどが、運動の効率に不安を持っていた方、運動をするとすぐに筋肉痛になっていた方、効果的にボディーメイクをしたいと悩んでいた方ばかりです。
どうせやるなら無理なく効果的がいいですよね。
コンディショニングトレーナー
前波卓也