阪神淡路大震災から
今日で20年です。
私は当時まだ小学生で
何も知らず
台風などと同じように
非日常に内心
ワクワクしていました。
しかし、
大人になるにつれ、
その凄惨さを知りました。
家が全壊し
生き埋めになった人。
家族を失くした人。
10年以上経っても、
まだ苦しむ人がいる事。
あの時の自分は
どれだけ幼く
愚かだったのかを
知りました。
そして、大人になった時、
東日本大震災が起きました。
私はあの時、
何もできなかったから、
今だからこそ
何かできることをしたい。
被災地に生きる
普通の
何の変哲もない人として…
そうして今の私があります。
阪神淡路大震災は
数え切れない人たちの
人生に大きな影響を
与えました。
しかし、それは
悲しいことばかりでは
無いように思います。
私たちは、
あの震災で失くした
沢山の命の上に
成り立っています。
そして、
新たな命を繋ぎ、
沢山の絆を産んでいます。
20年経った今、
私たちにできることは、
日々を大切に生きて、
その事を証明し、
次に繋ぐことではないか、
そんな風に思います。
そうして生きる事が、
20年前の今日、
失われた沢山の人たちの
鎮魂に繋がると
私は信じています。
そして、
家族を亡くされた方々の
悲しみを少しでも
和らげる事ができればと、
心から思います。
とはいえ、
全ての悲しみを知ることは
私にはできません。
所詮私の勝手な想像
なのかもしれません。
色々な想いがあります。
とにかく20年前の今日、
失われた全ての尊い命に
心からのご冥福をお祈り致します。
ボランティア団体Asobo!会
代表 西村 剛