例えば走行距離が多い車こそ「おいしい」というのではありません。ここにもう一つの鉄則が隠れています。
価格を左右する人気の要因、つまり「程度」の判断は、人によってズレが生じます。先の例で言えば、1万kmの車より6万kmの車のほうが100万円以上安くないと「おいしい」と感じない人もいるでしょうし、50万円の差でも「おいしい」と感じる人もいるはずです。
このように「おいしい基準」、つまり価格差の感じ方は人それぞれなのです。
さらに「程度」という言葉が、そもそも曖昧模糊としたものです。走行距離を再び例にとれば、1万kmと6万kmで、走行性能は果たしてどれほど違うのでしょう? 現在の車は、10万km以上走って何の問題もないものが当たり前のようにあるのに、です。
安い中古車には安い理由が必ずあります。しかし、その理由は「程度の良し悪し」というより、「人気の有無」です。人によっては「それくらいなら」とか「私にはどうでもいいことだけど」といったものもあるのです。この、あなたなりの「おいしい基準」を見極めることがもう一つの鉄則なのです。
人気を左右する、つまり価格を決める「程度」。この曖昧模糊としたものを区分してまとめたのが、この10の法則です。その一つ一つにあなたなりの「おいしい基準」で許容できるorできないがあるでしょう。それを見極められたら、きっとあなたの「おいしい中古車」が見えてくるはずです。