iPhone 3GSが登場して4ヶ月経ち、だいぶ落ち着いてきました。
自分の周りでiPhoneを買うという人はいません。
まぁ、それはそれで仕方ないでしょう。
今までのケータイとiPhoneはまったく違う概念のものなので、
変わることに力を注げる人が購入すればいいだけのことです。
ただ、本当にiPhoneがすごい理由は端末の販売だけで異常な利益をあげていることです。
見た目とかアプリとか、そんなことは無毛な論争になるので、正直どうでもいいです。
とにかく、iPhoneを販売して利益をあげていること。これが大事。
一四半期(3ヶ月)で約16億ドル、1ドル=100円で計算すると約1,600億円。
その前の四半期では約10億ドルの利益をあげています。
今の時代、通期決算でも1,000億円以上の利益をあげている企業が日本にいくつあるか考えれば、この数字は異常です。年間では6,400億円。ホリエモンが時価総額8,000億円とのたまわっていた頃のライブドアを15ヶ月待てば現金一括払いの買収ができます(笑)
アップルはこの他にもMac事業、iPod、iTunesなどの音楽事業でも収益をあげていますから、いかにビジネスを真剣にやっているかがわかります。
日本で一番のシェアを持つシャープが2010年3月期第二四半期(2009年7~9月)の決算発表では、AV・通信部門では39億円の黒字でした。しかし、第一四半期(2009年4~6月)は133億円の赤字です。オーディオ・映像部門も含まれるので全部携帯事業のものとは言えませんが、どのみち1,600億円の黒字ということにはなりません。
(まさか携帯が1,700億円の黒字で、AV部門が1,661億円の赤字ということはないです)アップルはきちんとビジネスに取り組んでいて、そのために本当に必要なものだけに投資している。
ジョブズがアップルに復帰して最初に行ったのは、とにかく今販売しているラインナップを凝縮し、たった4種類のMacにすることでした。このスタイルが今の繁栄をもたらしていると言えるでしょう。
ですから、日本の携帯業界はまだ見つけていないムダを取り去り、
収益を確保し、他の国から乗り込まれても耐えられる力をつけていくことが大事だと思います。
こんなギリギリの収益では一回の赤字で簡単に飛んじゃいますからね。
自分の意見がすべて正しいとは思いませんが、ビジネスの基本がたいていの日本の企業には欠けていると思います。
基本は大事です。
【関連リンク】
アップル、携帯電話の利益でノキアを抜き首位の座にシャープ、2010年3月期第2四半期決算は全部門で営業黒字を達成