不安が支配する夜 | アダルトチルドレン時々日記

アダルトチルドレン時々日記

機能不全の家族の中で育ち、その後遺症を人生上に色濃く残し、一般常識とまともな生活を知らず、悲観的なことを言いつつ能天気な性格でふらふら気ままに流転の人生を送っております。魂の病気と共存し狂気と正気を往ったり来たりする日常を徒然なるままに書き綴ります。

そういえば、約1年前もこんな気持ちでPCの前に座っていた。
1年前の方が絶望感もあったけど・・・

今朝、前日まで元気に飛びまくって歌いまくっていたカル(イカル推定16歳以上)が
朝日に当たりながら羽を膨らませ、口呼吸をしていた。あまりに突然の体調の変化に驚いた。

室温23度。朝の日光浴で30分以上当たらせていたので寒いはずがない。
熱中症になるほど熱くなく、日差しも強くなかった。

朝一の便も下痢で、まったく食欲が無い。おかしい・・・
急きょ、ケージをサランラップで包み、ヒーターをつけた。
28度を超えても羽の膨らみは治まらず、食欲がまったく出ない。

小さな個体は、人間の様に1~2日様子を見て・・・なんて言ってられない。
1~2日食べないと衰弱してしまう。

お世話になってる病院に電話して、状態を話すと急患扱いにしてくれた。
急いでカルをプラケースに入れ、なりふり構わず家を出た。


「腹水が溜まっているかも知れない。呼吸も早いし、心臓からだろう。
レントゲンを撮ってみましょう。」
聴診器を外した獣医の言葉を聞きながら、1年前のポコの余命宣告を思い出していた。

結果は、動脈硬化だった。心臓に負担がかかっていたらしい。
体重増加していたが問題もなく、肝臓に腫れはなく、腎臓が委縮しているそうだが
問題は心臓であった。

心臓の形が普通の飼鳥と違うらしいが、イカルの心臓の形を誰も知らない。
野鳥の会だって知らないと思う。ペット歴がほとんどない鳥は過去のデータが無いのだ。
だから心臓の形どうこうよりも・・・血圧降下剤を一生投与することになった。

よくないけど、余命宣告じゃなくてよかった。帰りの電車の中でちょっと安心した。
しかし、帰宅して薬を水に溶いて少し飲んだが・・・まったく食欲が出ない。苦しいんだろうか?

いつの頃からか生あくびみたいなのが多くなった。軽い脳梗塞でもやっていたのだろうか?
動脈硬化が酷くて、脳に血液が回らず脳が酸欠状態であくびが出ていたのだろうか?

いずれにしろカルの老化現象というか旅立つ準備と、真正面から向き合わないといけなくなった。
今まで向かい合っていたつもりだったが、そんなの頭で考えてるだけだわな。

血圧降下剤が効いてくるのって何日かかかるんだろう?
それまでこの子がどこまで頑張れるか・・・
カルはどんな気持ちでこの症状と向かい合っているのだろう?
変わってやれないことが辛くも申し訳なくもある。

出来る限りカルの傍に居よう。祈ることしかできない自分の無力さが腹立たしい。

神様、カルの苦しみを取り去ってください
この子の呼吸が楽になるようにしてください
この子の魂が現世にとどまっている今は
健やかでいられますよう 
宇宙の腕の中で抱いて癒してください
 
生老病苦はすべての命の上にあるんだね。また2週間後に病院です。