天国のポコへ | アダルトチルドレン時々日記

アダルトチルドレン時々日記

機能不全の家族の中で育ち、その後遺症を人生上に色濃く残し、一般常識とまともな生活を知らず、悲観的なことを言いつつ能天気な性格でふらふら気ままに流転の人生を送っております。魂の病気と共存し狂気と正気を往ったり来たりする日常を徒然なるままに書き綴ります。



陽を浴びて柔らかな羽を小さく上下させ
呼吸をしている君の寝姿を見る度に
私はあと10年以上君と生きていけると思っていた

カルが去った後、ポコと二人で長く生きていくと思っていた
君がある日突然倒れてしまうまでは・・・

「あと一週間です」と獣医に言われた日から8日目に君は発ったね
獣医が告げた一週間よりも一日長く居てくれたのは
私がとっても悲しむことを分かっていたからなんだろうね
体中痛かっただろうけど 最後まで私に優しさを与え続けてくれたね

ポコちゃん・・・
もっとずっと一緒に居れると思っていたから
君が遊ぼうと話しかけてきても 出掛けちゃったことが何度もあった
私が帰宅して君が起きて迎えてくれても 
疲れて相手をしなかったことも何度もあった

ポコ・・・
君はいつも一点の曇りもなく透明で
柔らかな光を身にまとって
優しく見つめてくれていた

でも私はその優しさに甘んじて感謝を忘れていた
だから神様はポコを天に戻したんだ

桜が咲き乱れた 一年前の今日 
その下をポコの亡き骸を箱にいれ どこまでも歩いた
桜が咲き乱れる 一年後の今日 
悲しくて懐かしい感覚と共に 独り桜の下を歩く

桜並木はどこまでも優しく美しく力強く続き
その下を涙を流しながら歩く私は 君の思い出から幸せを盗んでいる
だって思い出の中の君は いつも透明で優しい眼差しで私を見ているから

桜の下を歩く 私の胸の中には君が居るから 
一年前の今日と同じように 桜の下を歩く

そして桜に話しかける
あなたの美しい姿でポコを見送ってくれてありがとうございました
ポコは天国にいきましたよ

ポコちゃん 下界では桜が咲いて美しいのよ
天国のお花畑もいいけど たまには降りてらっしゃいね
カルちゃんも居るからね たまには遊んでやってね

ポコちゃん 
いつでも君のことを想っています
ポコちゃん 
ありがとう そしてまた逢おう


(ポコ キジバト 2003~2014年4月4日 腎腫瘍により今生を閉じる 
穢れのない清らかな瞳と魂で私に愛を与え続けてくれた存在)


旅立つ前に描いたポコ
たったこれだけ描くのに どれだけ泣いただろう
クレパスを持っては泣き、描いては泣き、ポコを見ては泣き・・・・・

ポコがいなくなるのが怖かったから、何とか画用紙にポコを留めておきたかったのです。
でもそんなことは出来なかったんだけど・・・今はいたるところでポコを感じます。
触れないけど、温もりは感じられないけど、声を聞けないけど、足音を聞けないけど
ポコは間違いなく近くにいると感じる時があります。

天国のポコに合掌