いや~、これはいい映画だった! http://www.u-picc.com/seediqbale/
1930年、日本統治下の台湾で起こった先住民セデック族による抗日暴動について描かれた作品。
どんな境遇であっても良い心を持ち続けようとする人と、悪い心がむき出しになる人がいる気がします。
私は、この映画は反日でも親日でもなく、結果的には親日になった人の数が多かったから
台湾は親日になったけど、その裏ではこんなストーリーもあったんだよ、決してきれいごとでは
なかったんだよって教えてくれた気がした。
観てよかった。
やっぱり日本人だもの、日本贔屓してます。戦争や統治では、韓国人よりも、アメリカ人よりも
日本人は一人でも良い心の人間が多いと思ってます。
が、この映画に出てくるようなのも多く居たことは事実なんでしょうね。
そういや、こんな連中の子孫を相手にしてるよな~私・・・なんて思っちゃったりして(^-^;)
この映画を見ていたら・・・迫害されたインディアンやアイヌを思い出した。
このセデック族って、言語や装束、楽器や歌、語り継がれる先祖からの話、民族のプライドなどを見てると
インディアンやアイヌと繋がっているんじゃないだろうかって思った。
楽器だって、ムックリみたいなの使っていたし・・・
文明を持った民族が勝手に先住民族の土地に入り込み、文明をもっている方が人間的に優れているといい
頼まれてもいない開発を押し付け、労働に先住民族を奴隷のごとく使い、鼻高々になっていることって
歴史上あることだよな~と思った。何を基準に優劣をつけるのか・・・ね。
原始的な生活をしている民族を馬鹿にするのはいつの時代もあるが、彼らこそ、自然と共存していて
自然破壊などせず、毒にならない生き方をしているんだと思う。
ある本で「人間は地球上のがん細胞だ」と書かれていて、えらく納得したことがある。
地球のがん細胞になる人種と、がん細胞にならない人種が描かれている映画だった。
まぁ・・・私だって、侵略者の子孫なんですけどね。だって日本の先住民族じゃないもんね。
この映画の中のセデック族の民族のプライドは、文明人が文明と引き換えに失ったものだと思った。
インディアンもそうだけど、死に対する捉え方がいい。
死は生の延長にあって、恐れるものではなく、自然なもの・・・
先祖代々からの言い伝えが、死の向こう側の希望を与え、結果として今をちゃんと生きることが出来る。
最後の方のセリフで、さんざんセデック族をバカにしていた陸軍のオヤジが
「この民族は、100年前に日本人が失ってしまった武士道を持っていた」と言ったのが印象的でした。
誇り高き民族の存在を知ることが出来たいい映画でした(*^-^*)
こういう歴史を知ると、日本人としてちょっと謙虚になるね(;^_^A
韓国人もライダイハンを学んでもっと謙虚になれって~のよ(笑)
どこの国も・・・えげつないことしてるんだわよね。
だから、他の国を簡単に非難なんか出来ないわよね~。