玉三郎 牡丹亭 | アダルトチルドレン時々日記

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機能不全の家族の中で育ち、その後遺症を人生上に色濃く残し、一般常識とまともな生活を知らず、悲観的なことを言いつつ能天気な性格でふらふら気ままに流転の人生を送っております。魂の病気と共存し狂気と正気を往ったり来たりする日常を徒然なるままに書き綴ります。



坂東玉三郎主演の『牡丹亭』を観てきました☆
ある日、ぶらぶら歩いていたら偶然このポスターを見つけて、ビビッときてチケット買っちゃったのです!
世間に疎い私はこんな素晴らしいお芝居があることも知らなかったのです(^-^;)
神様(仏様でも守護霊でもなんでもいいのですが)・・・ポスターと巡り合わせてくださって
ありがとうございました\(^o^)/
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昆劇というのははじめてで、【牡丹亭のストーリー】も知らないまま、ただ美しい花に吸い寄せられる
虫の如く、チケット取って行ってしまいました。 
会場には着物姿のご婦人が割といらしてました。踊りをやっている方でしょうか、着物を着なれた
感じの方が多かったです。

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建物の壁一面に大きな玉三郎♪ この方は、本当にこの世のものとは思えないほどの美しさがあります。
男とか女とか、そんなくだらないものを遥かに超えた 『美』 があると思います。

芝居の中だけではなく写真の玉三郎も好き。 
玉三郎って、一枚の写真に奥深いストーリーを凝縮させているようで深遠なものを感じます。 
天界の人だと思います。(←勝手に言わしといて下さい) 
こんな俗世間に生まれ出て、こうやって天上の人でいられるなんて素敵です。

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お芝居の方は、言葉やセリフのトーンなどに馴染みがなかったので、慣れるのに時間がかかりましたが、
美しいものは初めてであろうがなかろうが、容赦なく心を浄化します。
動きはとても優雅で、【刻む時間】ではなく【流れる時間】を感じました。

昆劇って、お能と同じくらいの時期、およそ600年位前に出来たものなんですって。
人々の感情・・・恋心や悲しみ、寂しさ、恨み、落胆、喜び・・・すべて季節や花鳥風月を使って
表現することに、中国という国もまた日本のように四季があり、四季折々の自然が豊かな国で
ある(あった?)ことを感じました。
日本語訳の字幕からでしたが、とても素晴らしい表現をするなぁと思いました。
参考までに、一番上に映像を載せてみました。歌舞伎座でやったものみたいですね。

私も四季があり自然豊かな日本生まれ&育ちなので、この劇のようにあらゆる感情を
花鳥風月を使って表現する方法はとても馴染みがありました。
砂漠の民だったらこんな表現にはならないでしょう。

な~~んにも知らなくて分からなかったのですが、無情報で観に行って良かったと思います。
先入観なく感じることが出来ました。


でも一つだけ最悪な事がありました・・・この後の仕事・・・
こんな美しいものを観た次には客の汚いハダカだよ・・・もっと浸っていたかったのに~(*´Д`)=з
幸と不幸はコインの裏表、でも次のお芝居を観に行くお金が稼げたと思えば・・・感謝です(^人^;) 


さてさて、私の芸術の秋の幕開けとなりました~♪

芸術を楽しむのにいい季節になりました。皆さんはどんな芸術を堪能されるのでしょうか。
秋を楽しみましょう(*^o^*)





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