唯一の栄養である点滴を抜くということ
何を指しているのか……
義父に対しての「死」を意味していました
その決断をしなければならない
こればかりは、嫁は見てるだけ
この時点で、10日は口から物を食べていませんでした
義父はどんどん浮腫んでいきました
実子が出した結論は、
「先生のタイミングに任せて、点滴をとる」
でした
この時点で義父とお別れできていないのは、海外に住む義姉と我が家の長男だけ
まだ2歳の長男を、コロナ禍の余韻が残る病棟に連れて行っていいものなのか迷っていたからです
病院からはダメとは言われていません
悩んだ末、次の週末に連れていくことにしました
しかし、私はたまたま次の週末は土日両方とも仕事
普段は土日どちらかなのですが、この週末はたまたま人手が足りず出勤になっていました
どっちにしろ病室は2人までしか同時に入ることができない為、旦那さんにお願いすることにしました
そんな計画を考えていた週末
担当医から連絡がありました
「週明け、火曜日辺りに点滴を抜きましょう」
その言葉を聞き、私は旦那さんに相談し、ある所に連絡をすることにしました