虎年です。
虎といえば、亜種が6種類ほどいて、ベンガルトラにアムールトラ、スマトラトラにジャワトラ、、、、10万以上いた生息数も今は4000頭ほど。絶滅が心配される動物のひとつです。
さて、個人的な連想ですが、虎→アムールトラ→黒澤明のデルスウウザーラという映画につながっています。
デルスウウザーラは、ロシアの探検家が書いたシベリア探検記の本のタイトルで、デルスウウザーラは、探検家を案内したシベリアの猟師さんの名前になります。
少数民族であるナナイ族のウザーラは、たった一人でシベリア密林を狩りをしながら生活していますが、アムールトラを神格化しており、虎の姿を見ることがあってはならないと、気配を感じては怯えます。
さて、ソ連100%出資でこの探検記を映画化することになりましたが、撮影はホントのシベリアの地。
サーカスの虎じゃいやだ、という監督の意向で、ソ連スタッフはがんばります。
野生の虎を捕まえました! ただ生後3ヶ月くらいです。大きくなるまで撮影を待ちますか?
時は1975年。いい意味でゆるい関係だったのでしょうか。
ともあれ、虎はあっという間に大きくなり、慌てて撮影スタート。
人に慣れていないので随分と距離をとって撮影しなくてはならなかったそうで、迫力ある映像を撮りたい監督の意向はどこへやら。
そこは黒澤監督。
虎に向かって、日本語で、こっちを向け!
と怒鳴りながら演技指導したとかしないとか。
このデルスウウザーラ。
非常に美しい日本語訳でシベリアの雄大で厳しい自然とウザーラの優秀な観察力や森を生き抜く知恵、素朴な人柄を描いています。
探検家との出会いは彼に悲しい結末をもたらしたわけですが、
アムールトラと同じようにナナイ族の猟師も滅びゆく運命なのでしょう。
写真は松山市、北上珈琲館のモーニングです。
