前回記事 の続きです。

 

 

 

 

今回は幼虫割り出しの様子を書いていきます。

 

 

採卵結果が振るわないB♀を産卵セットに投入する前に、再ペアリングさせました。

 

相変わらずはやい。

 

今まで飼育してきたカブクワの中でペアリングの手間は最もかからない種でした。

 

 

その後♀を産卵セットに投入しました。

 

 

 

1ヶ月後ーー

 

 

いい感じでマットのカサが減っています。

 

♀がマットの上でじっとしていたため取り出しました。

 

 

A、Bの♂♀が星になり、年が明けた頃。

 

 

Bの産卵セットの底を見てみるとーー

 

 

1齢幼虫の姿が見えます。

 

 

 

幼虫がいる周りのマットが変色しています。

 

※マルバネクワガタの仲間の幼虫はこのように空間を作り、その周りのマットを少しずつ食べていきます。

 

※1齢幼虫は飼育環境の変化に弱い(個体によります)ため、2齢幼虫に加齢するのを待ってから割り出します。2齢幼虫以上になると丈夫になり、自らで環境を整えていけるようになり、赤枯れマットなしでも成長できるようになります。

 

 

 

 

1ヶ月後。幼虫が2齢に加齢していました。

 

 

さらにその1ヶ月後、2021年3月1日に割り出しを行いました。

 

 

使用した用具一覧。

 

トロ舟に産卵セットをひっくり返し、

 

この塊を崩していくとーー

 

 

幼虫が出てきました。

ほとんどが2齢幼虫でしたが、1齢幼虫の姿も少ないながら見られました。

 

 

割り出しの結果、25頭(そのうちの2頭は割り出しの際に潰してしまった)の幼虫を得ることができました。

 

 

2齢幼虫は単独で、1齢幼虫はまとめて容器に投入しました。

 

 

 

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今回はここまでです。