サンタアナ教会
- 前ページ
- 次ページ
サンタアナ教会
- Depression(うつ病)
- Post Traumatic Stress Disorder (PTSD・心的外傷後ストレス障害)
- Eating disorders(摂食障害)
- Alcohol use disorder/Substance abuse(アルコール・薬物依存症)
- Sleep disorders(睡眠障害)
などが挙げられます。
原因は個人によって多岐にわたりますし、それが生活への影響の度合いも人によって違います。症状も、発症しやすい年齢や重症化しやすい性別も異なります。
しかし変わらないのは、身体の病気と同じように精神疾患で苦しんでいる人もまたサポートが必要であるということ。肝臓という臓器に問題があるなら薬を飲んだり、手術をしたりして改善を促します。もし、お酒の飲み過ぎという外的要因が関わっているのなら禁酒に努めてそれを取り除こうとするのが普通でしょう。同じように、脳という臓器に問題があるなら薬を飲んでカウンセリング等を受けます。ストレス等の外的要因の緩和もケアの一部です。
留学自体そもそもかなりの大冒険ですが、海外に住んでいた経験のない高校生として多文化、異言語、24時間集団生活のUWCに留学するというのは、それだけでかなりの身体的、精神的ストレスです。適度な量のストレスはモチベーションの向上にとても役立ちますが、入学後バランスを崩す人も少なからずいることは事実です。
その多くは短い期間のうちにサポートを受けて持ち直し、その経験さえもUWC experienceの一部分としています。(別に新入生を怖がらせたいわけではないので信じてください....)
また、UWCに来る前にこのような疾患に苦しんでいた生徒もいます。うつ病、摂食障害やパニック障害、薬物依存などです。こうやって考えてみると、UWCの一つの柱であるDiversityがここにも表れているように感じられます。日本の高校で、そんな友達の昔の話を夜更かしをしながら聞くことはなかなか難しいのではないでしょうか。
そんなUWCですが、ここでより健康的に過ごすためにACでも大切だとよく言われているのは、信頼できる大人、専門家にreach out (手を伸ばす、たどり着く)ということ。今週のMental Health Focus Weekでは、周りの友達やHouseparent(寮長)に自分のfeelings(気持ち)やMood(気分の変調)について話す機会を増やそうという取り組みがなされています。
日本でもこんな風に、学校や職場でメンタルヘルスについて考える機会はあるのでしょうか?なんとなくネガティブなイメージがつきまとっている気がしますが、社会の理解が深まれば、苦しんでいる人達がもっとreach outしやすいコミュニティが作れるのではないかと思います。
長々とかなり真剣な話になりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。これを読み終わった後、次に会った人にはぜひ "How are you doing recently?" または「この頃調子どう?」と聞いてみてください。もしかするとその人も何か抱えているかもしれません。(抱えてないことを切に祈りますが笑)
See you soon!
Kiko (AC 2015-2017)
P.S. Mental Health Focus Week がまだ終了していないのでそれについてまだ触れられていない+書ききれていないこともある のでPart ②として続編を近いうちに投稿したいと思います。もし気になること、質問したいこと等あればコメント欄にぜひどうぞ!
しかし、このブログを読んで面白いと感じる人が数人でもいるとすれば、この社会の幸福度は増すから、今ブログを書くことはmorally correctである。(功利主義)
一方で、このブログを書くという行為は、自分が勉強から少し離れたい、そしてUWC Adriaticについて少しは知ってもらうべきではないか、という目的を達成するための道具に過ぎない。人間は、その義務感、この場合、ブログを書くという義務感に基づいて行動するのが正しいので、ほかの目的を達成するためにブログを書いている、という私の行為はmorally correctではない。(カント)
ということでこんにちは。
イタリア校2nd yearのMidoriです。イタリア校のブログの書き手に立候補して約1年半後、やっと初めての記事を書いています。今日、IB試験の模擬試験で哲学があり、まだその余韻をひきづっているため、何事も哲学のようにごちゃごちゃごちゃと考えてしまっている傾向がありますが、私は特に優秀でも、偏屈な哲学者でもありません。ただの高校生です、ご安心を。
さて、イタリア校の説明。といっても、イタリア校は未だ、UWCのブログでそこまで明らかには紹介されていない、いわゆるミステリアスな学校。このミステリアスさを壊したくないので、なんとなく、片鱗を少しずつゆるりゆるりとかじっていきましょう。
といっても、どういう風に初めていけばわからないので、一般的にみなさんによく聞かれるQuestionとAnswerをランダムに並べていきますね。
Q. イタリア校ってご飯美味しいの??
A. ふむ。外の人からしてみれば美味しいらしいそうですね。昔ピアソンに行っていた方や、イギリス校に行っていた方には羨ましがられます。しかし、やはりよくわからないお肉達と、パスタを毎日眺めていると、日本の料理が恋しくなりますね。
学校の校舎、寮は村の中に点在しており、学校の主なofficeがある建物の目の前にはbarがあるので、お金を払えば食堂より美味しい食べ物を楽しめます。特にブリオッシュ(熱々!もっちり!)は1ユーロとお安く、そして非常に美味しいです。
Q. え、bar? お酒飲めるの?
A. はい、飲めます。学校は校内の飲酒は禁じていますが、外で飲む分に関しては、許可しています。ただ16歳以上でビールやワイン(低いアルコールのお酒)、18歳以上で全ての種類のお酒を飲むことが法律により許される、という段階を踏んでいますので、それについては知っておくこと。特に、日本人は(東洋人全般は)アルコールに弱いということは科学的に実証されているそうなので、気をつけましょう。
アルコールは許可されていますが、タバコとドラッグは学校の規則で禁じられています。
Q. 寮が村の中に点在?どゆこと?
A. そのままです。イタリア校の特徴として、いろいろな空いた(のか買収したのか)建物を回収して寮にしてしまう、ということが頻繁にあります。私の寮は古いため、今年取り壊されるとか取り壊されないとか、という話になっているのですが、もし取り壊される場合は、新しく寮を探すとこから始めなければいけません。
私たちの学校はキャンパスがないため、私の寮から食堂に行く場合も、寮をでて道を歩いて、地元の人とすれ違って、ちょっと広めの道路を車が来ないかチェックしながら渡って、トータル約4分後に食堂に到着、というような感じになります。一番遠い寮から食堂だと、地元の人の家の前を歩き、坂を登って、約8分かけて食堂に到着、という道のりになります。
Q. イタリア語必修みたいだけど、試験で取らなきゃいけないの?
A. 必ずしもそうではありません。しかし、授業は絶対に履修しなければいけないため、どうしても試験を受けたくないなど様々な事情がある場合は、7つ目の科目として履修し、IBの試験の試験は受けるものの成績には反映されない、ことも可能です。レベルは、入門、初級、上級があり、一つ一つかなりレベルが違います。
Q. ぶっちゃけ、イタリア語上達する?
A. ぶっちゃけ、人によりけりです。イタリア人が生徒の約15%を占めているため、彼らとイタリア語を喋るのもよし。サービスでイタリア語を使わなければいけないものを選ぶのもよし。地元に知り合いを作るのもよし。(私はこれがおすすめです。現地の生活をより深く知ることができますし、たまには学校生活から離れたくなった時に便利なので)イタリア語は、発音は日本人にとってはかなり簡単ですが、文法がとても複雑なため練習が欠かせません。私は読むのと話すのはcosi cosi (まあまあ)ですが、書くのと聞くのが本当にダメです。ただ、イタリア語はスペイン語とフランス語とかなり似ているため、フランスに行った時に、たまに表示が読めたり、ラテンの子の会話が5%ぐらい理解できたり、できなかったり。こういったラテンから派生した言語を学ぶ上で、イタリア語を知っていることは実はとても有利なことだと思います。
Q. イタリア暮らしか….いいなぁ….ベネチア、ローマ…..
A . はい、羨ましがってくださってありがとうございます。
私の学校はベネチアから電車で約1時間なので、普通に休日に日帰りで行けますし、ベネチアまで行かなくても、バスで25分ぐらいで、最寄りの町、トリエステ(旧オーストリアハンガリアン帝国の支配下にあったなんとなく有名な町)に行って、ショッピングをしたり、ご飯を食べに行ったりします。コンサートやオペラにも格安で行けるため(オペラは1シーズン、約5公演10ユーロでした!)、音楽が好きな方には、イタリア校は特におすすめです。楽器を弾く生徒は、無料で質の高い学校外からの先生からのレッスンが受けられたり、何度か人前で弾く機会もあります。
ただ、イタリア暮らし、そんなに楽なもんじゃありません。日本と違いすぎて、例えばバスは時間通りに来ない、携帯は更新してお金を払ってもsimが動かないなど、いろいろテキトーです。笑
ここに来るまでは純ジャパだった私にとって、ここでの生活はカルチャーショックの連続で、1stの時は年中目が回りそうで、苦労しました。けれど、今となっては、イタリアナイズされた生活を送っています。
来る前までは大嫌いだったコーヒーを片手に勉強し、(モカまで買って、ルームメイトとシェア。もちろんコーヒーはイタリアの本場のちゃんとしたやつ。ギフトとしてくれたイタリア人の注意書きがしっかり書いてありました。イタリア人は、自分たちの飲み物と食べ物にプライドを持っているので、アメリカナイズなどされたものが大嫌い。)、学校のそばのちいさなスーパーでピザを買って成績やゴシップやら学校生活から世界情勢、哲学、人生まで幅広く語る。週末はスキーに行ったり(私の必修のアクティビティ)、夜は踊りに行ったり、友人と夜遅くまで話し込んだり、時間があれば町まで出かけたり。こういった生活は、今では慣れてしまいましたが非常にありがたいものです。毎日毎日、新たな世界を知ることができる。この環境もあと3ヶ月...寂しいものですね。
ということで、そろそろ2nd yearらしく、勉強に戻ろうと思います。
哲学か、数学か、どっちにしようかな。ちなみにですが、この二つの科目、相反してそうで、実は全く違うわけでもないんですね。
脱線しそうなので、今日ははここまで!強制終了!ばん!
何かご質問などありましたらお気軽にどうぞ!!
バレブゼズ!!アルメニア校のむんです。
昨年の夏、UWC Dilijanに入学して、もう3学期が終わり。残すところあと一学期。年を重ねるにつれて時間が経つのが早いものです。
さて、皆さんは冬休みをどうお過ごしですか?クリスマスが過ぎそろそろ日本ではお節料理の注文をし始める頃でしょうか。
僕は今、南コーカサスの石油大国アゼルバイジャン共和国に一人ぶらり旅に来ています。今日で滞在二日目です。
アゼルバイジャンって日本になかなか馴染みのない国ですよね。
アゼルバイジャンはアルメニアの東に位置する国で、アルメニアとはナゴルノ・カラバフをめぐって対立しています。ナゴルノ・カラバフはロシア語で「カラバフ山地」の意味で、カスピ海と黒海に挟まれたカフカス地方の南部に位置しています。
アルメニアとアゼルバイジャンの国境は封鎖されており、軍事衝突をしています。それゆえ、アルメニア人とアゼルバイジャン人はお互い双方の国には入国することができません。
〜アゼルバイジャンの基本情報〜
(http://dic.nicovideo.jp/oekaki/299213.png)
首都・バクー
公用語・アゼルバイジャン語
面積・86,600km^2
人口・9,383,700人
通貨・アゼルバイジャンマナト(AZM)
国教・イスラム教シーア派
特徴・誰も英語が話せない!!
今回なぜ僕がアゼルバイジャンにわざわざリスクを冒してまで来たのかというと、アルメニアにかれこれ1年以上も滞在してるのにもかかわらず、隣国のことをまるで知らない!!
UWC Dilijanはご存知の通りアルメニアに位置しているので、学校内ではナゴルノ・カラバフはアルメニアの領土、アゼルバイジャンは同胞を殺した憎い国(昔で行ったら鬼畜米英的な?)という非常に右よりの価値観を持っています。
しかし、実際自分でアゼルバイジャンの国も人も全く知らないのにも関わらず、その国と人を判断するのは間違っていると思い、リアルなアゼルバイジャンをUWC Dilijanの生徒,先生などアルメニアに住む人にも知ってもらいたいという思いで、もしかしたらアルメニアに帰国できないかもしれないというリスキーな旅ながらも行くことを決意しました。
アルメニアからアゼルバイジャンへの直行便はないので、グルジア経由でヘイダル・アリエフ国際空港へ飛び立ちました。
アゼルバイジャンはすごく親日的な国で、日本人に取って一番取りやすいビザはアゼルバイジャンのビザだと言われています。
空港に着き、アライバルビザの申請書の記入を終え、いざ窓口まで。。。すると、男性役員が「なぜアルメニアの在留許可証を持っている?」「誰にアゼルバイジャンに来いと勧められた?」「なぜアルメニアに留学しているんだ?」「本当の旅の目的はなんだ?」と3人の役員に囲まれ質問攻めに。
そんなこんなで、なんとかビザの取得に成功し、入国審査へ。。。すると、また次は女性の入国審査官が英語通訳を読んできて、詳しい滞在場所、目的、アルメニアに滞在している理由、場所。ありとあらゆる個人情報を聞かれました。
そして、入国できるかすらわからなかったアゼルバイジャンの入国に成功し、無事ホテルに着くことができました。
基本的に僕の旅のスタイルは極力ローカルの人の生活基準で旅をするということです。タクシーは使わない。使うのはバスと電車のみ。
初日はバクーの街を散策するところから始めました。
写真1・バクーの街
バクーといえばオイルマネーで第二のドバイと言われており、非常に発展した都市のように思われがちですが、実際は素朴でまだまだ貧しい人たちがたくさんいるという印象を受けました。街を歩いているとよくカザフスタン人と間違われました(笑)
写真2・ヘイダル・アリエフ・センター周辺
バクーは案外面積が小さく、基本的にどこでも徒歩で行けます。アゼルバイジャンにとってとても重要な人物が一人います。ヘイダル・アリルザ=オグル・アリエフという人物です。彼はアゼルバイジャンがまだソビエト連邦の支配下にあった時から30年以上アゼルバイジャン政界を主導し、アゼルバイジャンの安定した政治を実現してきました。彼の功績をたたえ、空港・国立博物館・アゼルバイジャン最大のモスクの名前に彼の名前が付けられています。
写真3・ヘイダル・モスク
アゼルバイジャンにはこれでもかというくらい観光客がいません。僕がこのアゼルバイジャン最大のモスクを訪れた際には、僕以外の来場者0!!ということで、特別に警察と交渉して普段非公開のモスクの中を見学させて頂くことにしました。イスラム教のモスクは通常ムスリム以外入ることは禁止されているため、モスクに行く際にはしっかりと交渉してから入るようにした方がいいです。
写真4・ヘイダル・モスクの内装
モスクの管理者のご厚意により、写真撮影もOKでした。イスラムの絨毯と壁の模様とシャンデリアはいつ見ても神秘的で奥深いものを感じます。イスラム圏の国に来ているという実感が湧きました。
写真5・カスピ海沿いの道(カスピ海には石油が浮いている箇所がありました!)
アゼルバイジャンは歴史を感じさせる建造物と最先端の建物が混在する都市です。いたるところに、古いモスクが残っています。アルメニアに比べると、旧ソ連の感じはあまり残っていないようです。アルメニアではソ連時代の共産主義が未だに色濃く残っています(例えば、全ての建物が全く一緒のレンガで造られている!)。都市部は富裕層が多いという印象です。至るところに警察がいるので治安は大丈夫です。しかし、車用の信号しかないため、歩行者はインドとかネパールでやるような道路の横断方法(車が来なくなったら、車に人が通ることを認識させるために、あえてゆっくり渡る!)で渡る必要があります。
まだ二日間の滞在なのでまだまだアゼルバイジャンのことは知れていませんが、人々は温厚で真面目。政府がしっかり機能している。これから、まだまだ発展していきそう。でも、貧富の差が徐々に生まれ始めている。という印象を受けました。
それでは(^^)/~~~
初めまして、オランダ校のえむてぃーです。
学校周辺の水堀は凍り、朝焼け夕焼けがきれいなオランダ校からお届けします。
氷の張った堀で泳ぐ白鳥たちを見ていたら、バムケロのかいちゃんを思い出しました。(※かいちゃんは白鳥ではなくアヒルです。)
さて、今日でちょうどマーストリヒトに来て4ヶ月。
4ヶ月前は何をしていたかというと、オランダ校初の試みである「サマースクール」に参加していました。
初の試みであることに加え、来年度の開催も決まったので、この記事では「オランダ校のサマースクール」を紹介しようと思います。
8月15日~31日、English Supportの先生、4人のボランティア(2人は大学生、1人はセカンド、もう1人は社会人)、そして16人の仲間と過ごす2週間!
このサマースクールはノンネイティブの生徒を対象にしたもので、英語に慣れ、実際のUWCでの生活の術やIBの勉強の仕方、マーストリヒトの街を知ろう!というプログラムです。
ルームメイトとお菓子を囲んで話すルーミーナイト、街歩き、洞窟までのクルーズ、隣町までのサイクリング、脱出ゲーム、町全体でやった「ウォーリーを探せ」、スポーツデー、ピクニック、ルーミーでランチづくり、2泊3日のキャンプ…たくさんのレクやイベントがありました。
雨が急に降りだす”ダッチウェザー”のはずが、運よくお天気に恵まれ、雨が降ったのは数回でした。(しかし、ある晩に雹が降り出し大騒ぎでした。)
【1日の流れ~平日~】
7:30 朝ご飯
8:10 学校でアクティビティ
12:30 昼ごはん
13:30 校外でアクティビティ
17:45 夜ご飯
19:00 振り返りと明日の連絡
19:30 寮でアクティビティ
23:00 就寝(個人差あり)
今思うと、サマースクールのおかげで新学期のスタートがスムーズだったなぁと。
今でもサマースクールメンバー同士の仲はいいです。
右足の皮が派手にずりむけたり、左足の爪が剥がれたり…怪我に関する語彙も予想外に増えた2週間でしたが、本当に充実していて楽しかったです。
(昨日のフロアボールでまた皮がむけたのは内緒。)
今日は生徒主催のミュージカルを見てきました。
みんな格好良くて感動しました。歌も上手!!
明後日からはクリスマスブレークが始まります…楽しみ!
では素敵な年末をお過ごしください。
こんにちは、中国校のズーミンです。本格的に寒くなってきた中国からお届けしています。
11月初めにプロジェクトウィークというボランティアと旅行を足して二で割ったようなものに行って来ました。いや~もうすでにあの日々に戻りたい気持ちでいっぱいです。それはそうとなぜこんなに前回の記事から間が空いてしまったのか、実は今日の今日までテストの嵐で11月用のこのブログを今日12月1日に投稿しています。言い訳しません(もうすでにしてるけど)
ところで、後2週間で冬休みなんですね。カレッジによって冬休みの始まりは違うのであと一週間のカレッジもあるはず(たしかノルウェー校)そして私ズーミンは日本に帰ります。まあ、中国から日本まで近いですからね。こういう風に日本に近いという特徴も私が中国校をお勧めする理由です(ちゃっかり宣伝してますが、まあ自分が本当に行きたいところを希望にしちゃうのが一番です)
ではでは、今回の本題に移りますか…
今回は中国校の一日についてご説明します。
実は結構前ですが、インド校のマルが彼らのブログにインド校の一日を書いているのを読みまして、やっぱり結構違うなと感じました。多分、一番特徴あるのは香港校だと思いますが…(ももいろUWCの方に載っていたと思います)
ではでは、早速始めましょう。
1. 起床&朝食 7:00~8:00
ちなみに上に書いた時間ですがこれはあくまで参考で別に決まっているわけではありません。もっと早くに起きている人もいますし、8:00に起きたら遅刻してます(笑)
ちなみに自分は7:00に起きてます。まあまあ早い方です。
そして、7:15から朝食を食べることができます。個人的な感想としては朝食が脂っこくなく健康的なので一番好きです。起きるモチベーションになっています。
2. 1時間目 8:00~8:50
授業は1コマ50分、休憩10分の構成です。
そして一時間目は、まあ、一番遅刻する人が多い授業ですね。自分は5分前には教室にいるように気を付けています。朝食を食べ損ねた人は食べながら受けている人もいたりします。
3. 2時間目 9:00~9:50
特筆することはありません。
4. ちょっと長い休憩 9:50~10:10
ここだけ20分の休みで果物を食べながらお茶してます。この休みを利用して、寮にものを取りに行ったり友達とおしゃべりしたり、ちょっとリラックスができる時間です。
5. 3時限目 10:10~11:00
6. 4時限目 11:10~12:00
特に書くことが無いので飛ばします。
7. 昼休憩 12:00~13:00
待ちに待った(個人的にはそうでもない)昼休憩です。この間に食堂に行って昼食を食べます。食堂のご飯は前回紹介しましたが、この頃脂っこさが輪にかけて増したような気がします。ですので、自分はこの頃ふりかけを持参してご飯だけもらい、ふりかけご飯で食べています。食堂の不満を書くといろいろなカレッジから「贅沢な」といわれるのでこのくらいにしときます(笑)
この時間のうちに昼寝をする人もいます。まあ、僕もその一人ですが…
8. 5時限目 13:00~13:50
昼休憩後の授業で眠くなるのは世界共通ですね。ちなみに僕の場合は昼寝をするようにしているのと、そんなに時間が無かったらコーヒーを飲むなりしてるので授業中に寝ることはほぼ皆無です(エッヘン)
9. 6時間目 14:00~14:50
最後の授業なので皆気合いが入ります。
10分ぐらい伸びることもしばしば
10. 知行(Zhi Xing) 15:30~16:30 16:30~17:30
授業が終わると知行(読み方は上に書いた通り、ジーシンです。日本語ではちこうですね)と呼ばれるクラブのようなものがあります。いわゆるCASです。僕の場合はCanoe Polo、Dragon Boat、SPARK(オンラインで中国の子供たちに英語を教える活動)をしています。それぞれ週に一回一時間です。ちなみにIBのスコアには含まれませんが中国語をとっているのでこの知行の時間に中国語の授業(週に二回、それぞれ一時間)があります。
知行がない人は自由時間なので勉強したり、ジム行ったり基本好きなこと(そしてやらなければならないこと)をしています。
11. 夕飯 17:30~19:00
夕飯はこの一時間半の間に食べなければなりません。基本逃すことはありませんが、逃したら適当に自分で作って、といってもキッチンがないので、カップラーメンでしのぐこともあります。
12. フリータイム 19:00~21:30(住んでいるハウスによって異なる)
基本何もありませんが知行によってはここでミーティングがあったりイベントの準備をしたり、もちろん勉強したり
あ、忘れてましたが、基本キャンパス外に行くのは自由です。カードをピピッとやれば普通に外に出ることができます。ちょっと前までがちがちで厳しい条件付きでしか外に出ることは許されなかったんですけどねー、改善されてよかったです。
13. Check (日月火水木)21:30~ (金土)23:30~
このCheckの時間はハウスによって違うのですが、僕のいるBalieは9:30にCheckを行います。結構早い方で普通は10:30くらいですね。金土はどこのハウスも11:30です。
あ、そもそもCheckって何かですね。Checkはその名の通り生徒がキャンパス内にいることをハウスメンター(寮の管理人みたいな人)がCheckする時間です。ここで学校からのアナウンスメントをハンスメンターが僕たちに伝えてくれます。この時間にハウスの皆と世間話をして、親交を深めています。
14. Curfew (日月火水木)23:30 (金土)25:30
このCurfewが自分でもよくわかってないのですが、まあおそらくこの時間にはハウスにいろということなのでしょうね。ただ教室は24時間使っていいという話もあって、よくわかってません。自分も教室に12:30くらいまでいることがありますが、基本誰も来ないし何も言われません。
15. 就寝
これも人と日によります。僕は初め、12時には寝てましたがこの頃は1時ぐらいに寝てます。
こんな感じですね。なんか書いていて気づいたんですが、普通の学校の時間割な感じがありますね。ただ基本的に毎日5時間授業なので、日本にいた頃より授業に対するストレスは感じません。それ以外で忙しいというのはありますが…
ということで今回の記事は終了です。
次回のテーマは未定ですが、11月初めのプロジェクトウィークのことでも書こうかなと思っています。もしかしたら雑記になるかも…
もうすぐ一次選考ですね。僕からのアドバイスとしては…どんなテストでもいえることなのですが試験中にパニックになりそうになったら、少し休憩してその日の晩御飯のこととか考えて一回落ち着いてから、もう一回考えてみましょう。これぐらいですね。
皆さんが試験に全力を出せるよう願っています
2017年度派遣生の募集が始まっているみたいですね。どんな人が来年UWCに来てくれるのかワクワクしています。さて、第一アドベント(ドイツではクリスマスの4週前の日曜から毎週ちょっとしたお祝いがあります)を迎えたドイツでは街全体がすっかりクリスマスモードです。フライブルグではクリスマスマーケットが始まり、手作りの飾り物や美味しそうなこの時期ならではの食べ物を売る可愛らしいお店がたくさん並んでいます。また、この前はボランティアをしている農家さんのところで藁から星型のクリスマスの飾り物を作りました
さて、今回はルームメイトの話をします。ドイツ校では基本的に4人部屋(何部屋か2人部屋もあります)が1つの寮に6〜7つ、そして寮が8つあります。各UWCによって寮のシステムは異なりますが、ドイツ校では寮がハウスと呼ばれ、基本行き来は自由です。そして平日は22:45(チェックインタイム)には自分のハウスに戻らなければいけません。ハウスごとでイベントを行ったり、寮を飾りつけしたりするので様々な人と仲良くなるきっかけになります。(もちろん掃除のことで揉めることもありますが…笑)私のハウスは一番上、つまり一番階段を登らないといけないので敬遠されていますが、慣れれば70段の階段も気にならなくなりました。
そしてルームメイト(Roomie) について。基本ドイツ校では4人のうち、1人はドイツ人のルームメイトがいます。私のの場合は去年はフランス人、ロシア人、パナマ人がルームメイトで今年はドイツ人、タイ人、アルメニア人のルームメイトがいます。(自然とインターナショナルな環境なのでブログのカタカナが多くなりますね笑)そして私たちは結構仲いいです、というよりめちゃくちゃ仲良しです ( ^∀^) ちなみに昨日は4人でクリスマスクッキーを作りました。
他の人と暮らすの大変じゃない?とよく聞かれるのですが去年から私は全く問題ありませんでした。それはルームメイトに恵まれたおかげかもしれませんが、逆に部屋に戻った時迎えてくれる人がいると温かい気持ちになります。可愛らしい励ましのメモをドアに貼ってくれたり、誕生日のサプライズを企画してくれたり、化学のテスト前夜に焦って勉強している時にお茶を持ってきてくれたり、とちょっとした日々の優しさにいつも励まされています。なんとなく始まった会話が朝の2時まで続いてしまったことも…
またルーミーならではの関係はなんとなくお互いの変な癖や生活リズムを理解し合っていることです。例えばタイ人のルームメイトはいつも授業10分前に起床していて持ち物全てが紫。チェックイン(夜の先生の見回り)にいつも遅れるので声をかけてあげないといけない。電気の消し忘れが多い。ドイツ人のルームメイトは逆に好きな色が緑、綺麗好きで片付け上手。いつもゴミ出しをしてくれる。electro音楽をスピーカーから流すのが好き。アルメニア人のルームメイトは白いふわふわのスリッパを履いていて、よく家族とSkypeする。休日は12時ぐらいまでよく寝ている…などなど。そして何よりも面白いことは4人とも普段いつも一緒にいるわけではないこと。ランダムに同じ部屋に振り分けられただけなので4人とも興味関心はバラバラです。けれどいつもの友達グループとはまた違う信頼できる友達ができて、新しい話が聞けて面白いです。
こんなにもインターナショナルな部屋で生活していることはUWCならではの特別な環境のおかげです。大して面白いことをしているわけではないのですが、こうして寝食を共にすることこそがお互いについてより深く理解し合う鍵なのだと思います。
(秋の写真ー学校の横の川がとても綺麗だったので。)
まっちゃ
皆さんお久しぶりです。UWCイギリス校二年生、ステファニーことYNDRです。
日本もそろそろ寒くなって久しい時期かと思われますが、こちらイギリス、南ウェールズも中々に冷え込んできました。寒い日は最高気温も一桁台に落ちるくらいで、最低気温は五度前後まで冷え込みます。私の寮は中々暖房が効いていて暖かいのですが、それでも首都圏出身の私は毎晩もこもこフリースの上着が手放せません。風邪はそこまで流行っていませんが、念には念を入れたいですからね。皆さんも体調には気を付けて、お出かけの際は十分暖かくしてください。
○
さて、今日はイギリス校、通称ACで行われる行事を紹介いたします。
日本の高校の年中行事といったら何を思い浮かべるでしょうか。入学式に始まり文化祭や体育祭、そして年度の終わりには卒業式、学校によっては合唱祭などが一般的な行事として挙げられますね。ここACでは、日本の学校とは比べ物にならないほどたくさんの行事があります!今日はその一部、中でもほとんどの生徒が参加するような大きなイベントを取り上げて紹介していきたいと思います。
○
時系列でいきましょうか。まず初めに挙げられるイベントとしては、「1st year の到着」があります。日本のようにかっちりとした「入学式」というセレモニーは残念ながらありませんが、ACの地面を踏む前に一年生はAtlantic Collegeの『洗礼』を受けます(笑)というのも、大部分の生徒がヒースロー空港(ロンドンにあるイギリス国内最大の国際空港)から迎えのバスにおよそ4時間ほど揺られてようやくACにたどり着くわけですが、このバスが着いた時の二年生の歓迎ムードが尋常じゃないんですね。ACが誇る校舎、St. Donat's城の前にバスが姿を現すや否や、大勢の二年生がバスを取り囲みブブゼラを吹き鳴らしフライパンをスプーンやらお玉やらで打ち鳴らし、叫びまわったり飛び回ったりするのが伝統です。その上、待機する二年生の大部分が民族衣装や派手なコスチュームで、おまけにフェイスペインティングまでしています。この熱狂的な歓迎には、確かに伝統的なUWCらしい情熱を感じます。ちなみに私は去年、驚きのあまり長旅の疲れも吹き飛んでしまいました。
そうしてバスが止まりますと一年生が一人ずつ降りてくるわけですが、これも一筋縄ではいきません。バスから降りるとき、一年生は必ず「名前と国籍、所属の寮」を降り口で叫ばないといけないのです。で、ここでちょっと思い起こしてほしいのはハリーポッターの第一巻、ハリーやロンが寮に「組み分け」されるシーンですね。組み分け帽子が「グリフィンドール!」「ハッフルパフ!」と寮を告げるたびにそれぞれの寮の上級生が歓声をあげる、というシーンがあると思うのですが、分かりますでしょうか。簡単に言えば、ACでも同じことが起こります。一年生が寮の名前を言うたびに、その寮所属の二年生がわーっと歓声をあげてまたフライパンを打ち鳴らします。やかましいので一年生がどこの寮の名前を言ったか分からなくても、とりあえず歓声をあげてフライパンをカンカンします。そうしてようやくバスを降りると、同じ寮、もしくは同じ国籍の先輩に誘導されつつ自分の新しい部屋に向かう、という流れです。ちなみに、この時スーツケースは二年生が運んであげるのが伝統のようです。別に伝統ではないのかもしれませんが、人によっては丸一日以上かけてACにたどり着く1年生も少なくないので、基本的には二年生が運んであげます。ちなみに私はバスを降りた後にスーツケースが一つ見つからなくて冷や冷やしました(笑)私の乗っていたバスにのりきらずに次のバスで運んでくれただけのようでしたので問題はありませんでしたが、来て早々に必需品の詰まったスーツケースが見当たらないとドキドキしますね。
○
一年生がACに着くのが8月の半ば辺りですので、それから二週間ほど、八月いっぱいは一年、二年生ともに授業のない”August period”と呼ばれる期間になります。一年生はこの間に学校の施設や教科、サービスと呼ばれる課外活動なんかをみてまわり、八月下旬には科目やサービスを選択することになります。そうして学校にも慣れてきた九月下旬にやってくる次のイベントが”Social Justice Conference”!
この行事についてお話するにあたり、まずは”Conference”という言葉を紹介しておきますね。辞書を引いてみると「会議、討論会、相談」などといった和約が出てきますが、ACでの”Conference”では一体何をするのでしょうか?(本当ならACでの”Conference”がどいうったものであるかサクッと日本語に訳せてしまえばいいのですが、私の拙い語彙力ではちょっと相当する単語が見当たりません)学校の外からゲストを呼んでお話を聞いたり、生徒主催のワークショップ(講習会、勉強会のようなもの)を通して”Global issue(世界的な社会問題)”についての理解を深めるためのイベント、とでもいえばイメージがつきやすいでしょうか。Conferenceは年を通しておよそ4~5回、通常二、三日に渡って行われ、その間授業や課外活動は一切お休みになりこの行事に生徒全員が集中する形となります。やはりUWCの理念として、将来社会問題に取り組んでいくような生徒を育む環境を、という姿勢が顕著に伺えますね。
Conferenceには九月下旬の”Social Justice Conference”の他、”Peace Conference”や”Sustainability Conference”なんかがあります。名前の通り、各Conferenceごとにテーマがありあまして、差別問題、各国間における紛争、環境維持のために何ができるか等を話し合います。ちなみに今年の”Social Justice Conference”のテーマは”Identity, understanding and acceptance”というものでして、私は「外的圧力がIdentityの形成にどのような影響を与えるか」というテーマで中国人の同級生と一緒にworkshopを行いました。
ところでこのConference、正直初めはノンネイティブには厳しいものがあります。ディスカッションで取り残されてしまうのはもちろんのこと、ゲストがスピーチをしていても何について喋っているのか分からないことすらありました(笑)Conference後にはReflectionといいまして振り返りを書かなければいけないのですが、初めてのConferenceは何も理解できずに終わってしまい、Reflectionが書けないと泣いたのをよく覚えています。懐かしいですね。英語力に関しては時間と努力の双方を要するのでどうにもならない部分が大きいですが、Reflectionはなんとかなるので雰囲気だけでも味わって楽しみましょう!
○
10月、そろそろホームシックがじわじわと増してくる時期ですね。そんな淋しさを吹き飛ばすイベントが”Amnesty international head shaving event”!名前の通り、一部の生徒が頭を丸めるイベントです(笑)ここだけ切り取って説明するとちょっと意味が分かりませんね。きちんとこのイベントのコンセプトから説明しましょう。”Amnesty international”というのは、とても大きなNGO団体で、和名は「国際人権救援機構」というそうです(Wikipedia参照、私も初めて知りました)。非常に大きな団体であるだけに様々な問題も抱えているようですが、ここではそれはおいておくとしましょうか。
このイベントでは希望する生徒が頭を丸め、他の生徒はその生徒に対し『募金』をします。毎年十数人の生徒が立候補し募金を募り、こうして集まったお金はAmnesty internationalを通して様々な慈善活動に使用される仕組みとなっています。髪を剃るということで中々インパクトもありますし、毎年一人に対し万単位のお金が集まります(インターネット等を通じて大々的に募金を募るとかなりの金額が集まるようですね)。
参加者の男女比はそんなにかたよりもなく、実際に髪を剃る日は大勢の生徒がホールに集まりよってたかって友人の髪を剃ります。私も友人の剃髪のために去年初めてバリカンを握りましたが、なんだかお祭りのような雰囲気でとても楽しかったです。その日を境に坊主頭の生徒の割合が跳ね上がるわけですが、毎年の行事なので生徒、教師ともに驚くこともなく「似合ってるね」などとごく普通に会話が弾みます。日本であれば罰則としてのイメージが強い剃髪ですが、ACでは慈善活動の一環としてむしろ「カッコいい」イメージが強いようです。
そんな”Amnesty international head shaving event”、UWCならではのユニークなイベントの一つとして挙げられるでしょう。
○
さてさて、そして11月初めから中旬のうちに、海外の高校らしいビッグイベントが開催されます!それが”Ball”!日本でいうところのダンスパーティですね。ACでは毎週末、Soshと呼ばれるディスコのようなものが行われていますが、Ballはそれをもっと大規模にしたようなイメージです。お城のホールを使い音楽を流し、殆どの生徒がドレスやスーツなどで着飾って『デート』と呼ばれるパーティのパートナーと共に参加します(もちろん一人で行く人も少なからずいますし、途中からパートナーとは別々に自由に楽しむ人も多くいます)。普段はお化粧なんてしない女の子もこの日はちゃんと準備して行くことが多いようです。ダンスが苦手でも、普段より綺麗にして皆とお喋りしたり写真を撮ったりと盛り上がり方は様々。飲み物やカップケーキなんかも学校スタッフにより販売され、その売り上げはチャリティー団体に寄付されます。
しかしここはUWC、Ballもただ楽しむだけではありません。このBallにはきちんとコンセプトがあるのです。この秋のBallには”Parcentage Ball”という名前がついているのですが、この”Parcentage”は何の割合のことだか分かりますか?
正解は、AC内にいる、LGBTを初めとするいわゆるストレート(通常の異性愛)ではない恋愛観を持つ生徒の割合」です。毎年Parcentage Ballの一週間ほど前に恋愛観や自分の性別の認識についてのアンケートが学校全体、もちろん匿名で行われ、その集計結果をもとに毎年”何%Ball”にするかを決めるのです。世界全体の割合としては大体20%前後、日本ではおよそ10%の人々がマジョリティとは異なる恋愛/性別観念を有すると言われていますが、今年のACのParcentageは28%とかなり高めの結果になりました。この割合は、そのような考え方が受け入れられやすいところでは高くなる傾向があるといいますから、つまりそういうことなのでしょう。
そんなわけで今年のParcentage Ballは28% Ballとなったわけですが、これ、つい先週の土曜日にあったばかりです!二年生は忙しい時期なので時間的に行く余裕のない生徒も少なくありませんが、それでも大部分の生徒が参加するこのイベント、やっぱり普通のBallとは異なる点があるのです。LGBTを初めとするマイノリティに対する理解と受け入れ」がテーマであるため、このParcentage Ballでは「同性のパートナーをデートとして同伴する」ことが推奨されているんです!もちろん異性のパートナーや一人での参加も問題はありませんが、仲のいい同性の友達やドームメイトなんかと一緒に行くケースが多いように思われます。自分がLGBTでなくても、このように思想の多様性に直に触れつつ楽しめるイベントはこの学校の教育理念を体現していますね。
(Percentage Ballで販売されている飲み物の写真です!カラフルで楽しいですね)
○
大きな行事だけでもまだまだたくさんあるのですが、少々長くなりすぎたので続きはまた今度とさせていただきましょう。前半だけでも、かなり特徴的なUWCらしい行事を紹介できたと思います!私もこれを書きながら改めて、この学校がいかに多様性をうまく利用し社会貢献を織り交ぜた行事を多く有するかということを再認識しました。ユニークな行事の数々はUWCの大きな魅力の一つでもありますから、私も残り半年ほどの行事、積極的に楽しんでいきたいと思います。
それでは12月以降の行事については後編で!
お読みいただきありがとうございました、ご質問等あればお気軽にどうぞ~~。
StephanieことYNDR
先週は米大統領選という大きなイベントがありましたね。学校では今後アメリカ政治がどの方向に進んでいくのか、熱く語り合う生徒を多く見かけました。また次期大統領のトランプ氏がマイノリティに対し差別的な発言を繰り返していることを受けて、私の学校の校長先生からこんなメッセージが配信されました。世界中でこのような動きが活発化しているからこそUWCのような国際教育機関で様々なバックグラウンドを持った生徒とともに学ぶ意義があり、私たちは将来学校で学んだメッセージをもっと多くの人に広めていかなければいけない、と。(ちなみにドイツ校の校長先生は立派な方で、生徒一人一人の意見を理解し、尊重して下さいます。一生懸命生徒の名前を覚えようとしてくれて、私たちの意見を尊重してくれて、学校のコミュニティには欠かせない人物です)
さて、トランプ氏についてですが彼は地球温暖化は全くのでっち上げだ、と述べ、温室効果ガス削減目標の新たな国際枠組み「パリ協定」の批准を拒否する考えを表明しています。まさかこの時代に地球温暖化が存在しないと考える人がいるとはなんだか悲しくなります。
そんな中私はレオナルド・ディカプリオが環境問題を追うドキュメンタリー作品「地球が壊れる前に(原題:Before The Flood)」を学校の生徒何人かと見ました。実はそこまで期待していなかったのですが思っていたより内容の濃いドキュメンタリーでした。私がこの学校に来てから環境について学んだことがほとんど凝縮されていて、
お金を持っている大きな会社が社会をコントロールしているからこその環境問題に取り組む難しさなど政治や私たちの日常に関連して環境問題を追っているところが映画の魅力だと思います。また、一番強調されていたメッセージは今、私たちが環境問題に取り組む意思を持たなければいけないということ。自分たちが思っているより危機迫っている状況なのに私たちは目をつぶって問題が存在しないかのように行動している。決して世の中の人全員が毎日環境について考えるべきとは思わないけれど、真実を知って自分の日々の行動がどのような影響もたらしているのか、もっと危機感を持って欲しいと思います。
ということで良かったら見てみてください。(ドイツ校の卒業生であるマーシャル諸島人のセリーナによるCOP21でのスピーチも映画の中で出てきます!)
予告(日本語版はYoutubeでは見つけられませんでした…)
フルバージョン(英語)
まっちゃ
おまけ
(この前のハロウィンパーティー)
(11時間のバス旅行を終え、秋休みはベルリンに行ってきました!)
ISAKの学校名は【UWC ISAK Japan】へと移行する予定で(完全移行のタイミング未定)、来年度は約30カ国出身の30名がUWCのネットワークから当校の高校2年生の枠に派遣される予定です。UWC日本校としての記念式典は、2017年9月に開催を予定(詳細未定)しているそうです。
ISAK発起人兼代表理事 小林りんさんはUWCカナダ校の卒業生で、リーダーシップ教育の必要性を痛感してISAKを設立されました。また、ISAKでは2016年度のUWC日本協会オリエンテーションキャンプが行われ、UWC日本協会とも深く関係しています。
詳しくはこちらより。