●六本木
●六本木
その昔、この付近に大きな榎が五本繁り、遠く品川沖からもよく見え、漁師の道しるべになっていたと言う。五本なのに六本木というのは不思議?
言い伝えによると、麻布青山辺りは武蔵野の雑木林で所々に欅の大木が天高く茂っていたと言います。戦国時代、六人の平家の落ち武者がここまで落ち延びてきた。もはやこれまでと、そのうちの五人は墓標の代わりに榎の若木を植えて切腹します。一人の武者は未だ希望を棄てず、刀を杖にさまよいますが一本松のところで精根尽き切腹します。住民はこの武者を憐れみ、五本榎の仲間に一本松をいれて「六本木」として弔ったと言います。
また、一説によると、昔、片桐・一柳・上杉・青木・高木・朽木という武家がこのあたりにあったからと言う説もあります。
「麻布のお方で気が知れぬ」
麻布六本木という名があるのに 、「木」がないことから「気が知れぬ」と洒落て言われていた。
その昔、この付近に大きな榎が五本繁り、遠く品川沖からもよく見え、漁師の道しるべになっていたと言う。五本なのに六本木というのは不思議?
言い伝えによると、麻布青山辺りは武蔵野の雑木林で所々に欅の大木が天高く茂っていたと言います。戦国時代、六人の平家の落ち武者がここまで落ち延びてきた。もはやこれまでと、そのうちの五人は墓標の代わりに榎の若木を植えて切腹します。一人の武者は未だ希望を棄てず、刀を杖にさまよいますが一本松のところで精根尽き切腹します。住民はこの武者を憐れみ、五本榎の仲間に一本松をいれて「六本木」として弔ったと言います。
また、一説によると、昔、片桐・一柳・上杉・青木・高木・朽木という武家がこのあたりにあったからと言う説もあります。
「麻布のお方で気が知れぬ」
麻布六本木という名があるのに 、「木」がないことから「気が知れぬ」と洒落て言われていた。