13年前、弟が行方不明になって2、3日後の朝、私の携帯電話が鳴りました。


警察『〇〇県警です。〇〇さんのご家族の方ですか?』

私『はい…。(??)』


警察『〇〇さんの携帯電話の着信履歴からお電話しております。

〇〇さんが大怪我をされて現在〇〇病院のICUに入っております。

所持品の運転免許証から〇〇さんと分かりました。』




13年前の事なので細かく鮮明に覚えていませんが、このような衝撃的な電話が突然来ました。



弟が搬送された病院は実家からかなり距離のある県でした。

距離感でいうと東京→大阪くらいの距離です。



なぜそんな遠くにいるのかも意味不明だし、行ったこともない全く地縁のない県だし、大怪我、ICU、もう情報量が多すぎてパニックでした。


両親がすぐに新幹線でその県に向かいました。



弟は全身大怪我をしていました。



何が起きたかというと、これも本当に未だに謎なんです。



電信柱に登り顔から落ちたそうです。



深夜に電信柱に登った。

全く地縁のない場所で。

かなり田舎の何もない場所らしい。

大量にお酒を飲んでいた。

たまたまそこを通りかかったホテルの従業員さんが弟を発見した。

大出血していた。

発見されていなかったら出血多量で間違いなく死亡していた。

そのホテルの従業員さんは出勤しようとしていたところだった。

いつもはその道を通らないが、その日はたまたまその道を通った。

だから弟は発見されて救急車で搬送してもらう事が出来た。



警察の人が弟の携帯電話の閲覧履歴を見たそうです。

弟は自殺の名所に向かおうとしていた。

海の崖のそういうところ。

でもなぜかそこには辿り着けず、電信柱から落ちた。