娘とシャンシャン -3ページ目

娘とシャンシャン

2歳になった娘の子育てと、どっぷりはまった星組トップコンビへの愛がテーマです。

だいぶ遅くなってしまったのですが…(;^_^A
月組さん、全ツ『我が愛は山の彼方に』の感想です。

一昨日が千秋楽でしたが、
スタッフ、生徒の皆様お疲れ様でした!
一度限りの観劇でしたが、見応えのある素敵な舞台でした!(*^▽^*)



私が観劇したのは、11月最後の日曜日。

雪組さんの東宝が、予定していた日に母の都合が悪くなってしまって
娘を預けることができず
行けなかったことが悔やまれてならなかったので、
きりまりの全ツも、もし観にいけなかったらどうしよう~と思っていたのですが、
無事予定通り、横浜へ行くことができました!!!


久しぶりに一人で電車に乗って都会に出たんですが…(;^_^A
街路樹が紅葉していたり、
クリスマスのイルミネーションが既に飾られていたりして
出来ることなら、ぶらぶらとあちこち買物とかしたかった~。
しかしわき目もふらず神奈川県民ホールだけを目指し、
行ってそして帰って参りました!
(時間があったら、せめてキャトルに行きたかった…(TωT))




え~、まずお芝居の感想なのですが、
予想通り素敵でした~(///∇//)

なんといっても真ん中の3人のはまり具合がとても良かった!


霧矢さんは思っていた通り、
己を律することのできる大人で、それでいて情の厚い、
懐の深い、正に秀民様そのもので見事の一言!
和物のお化粧も美しかったです~(〃∇〃)

…というか、月男さん皆さんとっても見目麗しかったです!
どこを見ても無駄に麗しくて(こらこら)、うひょ~と思って観てました!(●´ω`●)ゞ

そして霧矢さんは、やはり歌をとっても聞かせてくれるのですよね~。
勿論今までも思っていたことだったのですが
今回は本当~に聞き惚れました。

秀民様は、最後まで感情をあまり露わにしないのですが
途中途中の歌で心情が汲み取れて…。
最後の絶唱は涙、涙でしたし、
復讐(?)を誓って歌う姿も素敵でした(〃∇〃)

で、歌はいわゆる懐かしの「ザ・宝塚」の旋律と歌詞なのですが
イイですね~、本当に。
過去を懐かしむのは、やはり年齢のせいなのかもしれませんが(;^_^A
私やっぱりヅカの歌は、昔の方が断然好きです。
じっくりと美しいメロディに浸ることができて幸せでした。


そしてまりもちゃんの万姫。
こちらもとっても似合うと観る前から信じていたのですが、
やはり予想通りというか…。

二人の男性の間で揺れ動く役で、
美しくて心優しいだけでなく、芯のしっかりした賢い女性だということが
万姫の一番の魅力だと思うんですが、
本当にはまり役だと感じました。

ただ、予想していたよりまりもちゃんの万姫がずっと可憐で…。
ちょっと驚きながら(スミマセン~)感心しつつ観ていたんですが、
ふと星組時代の様々な作品がバーっと思い出されて
月組さんでトップさんになられて
本当に魅力的な娘役さんになられたんだな~と感慨深く感じてしまい…。
そしたらやっぱり寂しくなってしまって
うるうるとしてしまいました(ノ_-。)

それから、まりもちゃんはやっぱりダンサーなのね~と思ってしまったのが木槿の幻想シーン。
今まで万姫役の方にそんなことを感じたことは無いのですが
何気ないふりでも、まりもちゃんの万姫は
ひとつひとつの動きが綺麗でかっこよく(笑)、
そんなところでも流石!と思って観てました(;^ω^A


そしてチャムガの真咲さん
素敵でしたね~。
なんというか本当に美男子で…(笑)

立ち姿や言い回しなども含め、白い貴公子がとてもお似合いで、
清廉潔白で高潔なチャムガがまるで王子のように感じました。

私が部下だったら、秀民様は心酔しちゃうタイプで、
チャムガ様はつい守って差し上げたくなるような感じがして(*^.^*)
ときめきました!



ただ、ただですね~
とても良かったからこそ敢えて書いてしまいたくなるのですが、
今回の脚本の変更、女真国の王(女王)、王女のカットは何故だったのでしょうか。

もりえさん演じる玄喜が竜淵 ・竜林の兄弟の代わりというのは、
まぁ有りだと思うのですが
チャムガを恋する王女と、そして彼が仕える戦を仕掛る側の王様の存在が
有るのと無いのとでは、かなりチャムガの印象が違うように思います。


真咲さんはとても麗しくて、
そのことで魅力が損なわれたとは決して思ってはいないのですが、
でもつい守って差し上げたくなる風情を感じたのも
カットされた場面によって、
武人としての印象が薄らいだからのように思われてなりません。



それに作品全体を見た時に、高圧的な権力者のもとで、
恋愛も武人としての務めも、自分の思うままにはならず
けれどそれに耐え実直に事にあたるチャムガだからこそ、
秀民とも、どこか気持ちが通じ合って互いに親しみを感じ、
万姫も彼のために殉じずにはいられなかったんだと思っている私にとっては
ちょっと納得がいかないというか…(涙)



あくまでも私なりの解釈なんですが、
この作品の魅力は、三角関係の恋愛話というよりは
秀民・万姫・チャムガの3人が、己の信念というか
自分の生き方を貫いたお話だと思うのです。


上手く言葉にできないのですが、
チャムガは何より武人として、
そして、万姫は秀民よりチャムガの方が好きになってしまったからというより
彼女の信念として彼を追い、命を捧げ、
そして秀民は、そんな二人の心が痛いほど分かっている故の慟哭といったらいいのでしょうか。



それが、チャムガの難しい立場が無くなったことで
彼と万姫の心情が、信念というより恋慕の気持ちが強く感じられてしまって、
昔こうだと信じた醍醐味というか感動が、
今回いまひとつだったような気がしてしまいました。(T_T)



それに昔の脚本で上演していれば
もっと生徒さんに役がついたと思うんです(-"-;A




…まぁ、以前の脚本と比べて何が正解なのか、
あれこれ話すことはおかしな気がしますし
今回の月組さんの公演を観れて感動したことはホント確かなので
こうして不満を書くことはとても不本意なのですが…(´・ω・`)

何度か見れば、今回のバージョンにも馴染んで
はまり役の演者の熱演と共にもっと楽しめたと思うのですが
一度限りの観劇で、途中、
この変更された箇所がどうしても気になってしまったのが、とても残念でした。







それから、他には
やっぱり御三方の部下である、
越乃組長さん、もりえさん、すーちゃんの演技、存在感の確かさ、
巧みさが心地よく、安心して観る事ができました。

ご当地アドリブも楽しかったですし、
組長さんは正に“漢”そのものでカッコよすぎでしたし、
もりえさんは足長過ぎでしたし~(笑)

すーちゃんは、最初役が発表された時は
しっかりもののお姉さん侍女に設定変更かと思ったのですが(スミマセン~)
若い楚春を違和感無く観ることができました。
「お嬢様~」が可愛かったです。

やはり主役3人の切なさが、じわじわとせまってくるのも
この部下達の健気さ有ってのことなので、今回ナイスな配役だったと思います!





不満も書いてしまいましたが、
でもとても素敵な舞台でしたし、
こうして思い返していると、
もう一度霧矢さんのあのラストシーンが観たくて堪らなくなります。
なので、今回はDVD購入決定でございます!(●´ω`●)ゞ

(中々、贔屓の星以外のDVD購入は金銭的に難しくて…(ノ_-。)
他組は大劇はあっても全ツまで購入することは滅多にないのですが
今回は買っちゃいます!!!)




ショーのほうは、もう文句なく素晴らしいの一言でしたが
長くなりますので、
いったんお芝居の感想だけを。m(_ _)m