◉子育ての時は、なりふり構わず子どもの世話をしなければならない。
子どもが生まれてからの4年間、小さな子どもがいるにも関わらず、綺麗に着飾って伊勢丹でお買い物をするママたちが嫌で仕方がなかった。「小さな子どもがいるのに、自分に時間とお金をかけるなんて信じられない」なんてことを見るたびに思っていて、大人しくベビーカーに乗せられている子どもたちのことを勝手に不憫に思っていた。同時に、みすぼらしい自分の格好を見て、どこかに隠れたい衝動にも駆られていた。今思えば、私は楽しそうにお買い物をしているママたちが羨ましかっただけ。自分もしたいならそうすれば良か っただけなのだけど、「化粧をしたり、着飾ること」は私にとって、「子育てを放棄すること、疎かにすること」で、子育て中はやってはいけないこと、という考えがあった。「受験の時は、なりふり構わず勉強しろ」と学校の先生からよく言われていたけれど、私の中で、「子育ての時は、なりふり構わず子どもの世話をしろ」という言葉に変換されていることにも気付いて、笑えた。私の母も子ども5人をワンオペで育てていて、なりふり構えない状態だったことも一因だと思う。だから今は、「お化粧したいなら、していいんだよ」「おしゃれしたいなら、していいんだよ」と毎日自分に言い聞かせていて、あまり乗り気でなくても、欠片でも「したい」という気持ちがあるなら叶えてあげるようにしている。そうすると、私もまんざらではないみたいだから。