◉「誰かの言うことを聞いていれば大丈夫」の罠
物心ついた頃から、私は親や周囲の人が求める期待に合わせて生きてきた。 「弟たちの面倒をよく見てくれる良いお姉ちゃん」「ちゃんと勉強して、学校でも良い成績をとってくる娘」「親の望む職業に進むことを決める娘」 求められることをやるのは、自分で考える必要がないからラク。けれど、自分の気持ちは常に置いてけぼり。そして、求められることをする時に、自分に言い聞かせてきた「他人の言うことを聞いていれば大丈夫」という言い訳が、「自分で選択する」という行動を不安なものにさせた。けれど、周りに合わせ続けていたら…心の底では「嫌だ」と思っているのに、「仕方がないから」で選び続けていたら…自分の人生を常に他人事で見て、生死に興味がないというか、「生きること」に淡白な人間になってしまった。「せっかく生まれてきたのだから」とか、「一度きりの人生だから」とか、そういう言葉はいまだに心には響かない。けれど、他人が「良い」というものが必ずしもその時の自分に「良い」わけではないことは、嫌というほど経験してきた。他人が「良い」と言って、その勧めのままにやって、望む結果にならないなら、自分の思うようにやって、望むものにならない方が、冷静に自己責任として捉えることが出来る。そのために、どれだけ自分と会話しているかが大事なのだと40代になって気がついた。前の私は、他人から勧められたら何も考えずにやっていた。今は、勧められた時に自分の心はどう感じたかをチェックしている。他人の視線や声ばかりを気にしてきた身としては、自分の声を聞くことは、まだまだ怖い。けれど、「本当はどうしたい?」と自分に声をかけられるようになって、初めて手帳のカレンダーを開くのが楽しくなったのも事実。同じ気持ちの方と一緒に「自分の世界」を歩けたら嬉しいな。【5月残席3名様】個別セッションの詳細はこちら。