うつ病克服方法「私が2カ月で克服した方法を公開」 -4ページ目

うつ病ってどんな病気なのでしょうか?

うつ病は「心の風邪」などという言われ方をしますが、風邪のように簡単に治るような病ではなく、何年・何十年と闘病生活を送る人も少なくない心の病です。

症状としては、著しい気力の低下から、食事をしたりトイレに行ったりすることさえ億劫になり、寝たきり状態になることも少なくありません。

また、生きている気力さえ失う人も多く、何もできない自分を蔑む気持ちから自殺願望が強くなったりする傾向が強い病気です。


実は、うつ病は「心の病」と言われながらも、本当は脳内物質の不足や、脳内物質の伝達機能がうまく働かないことが一因となって起こる病です。

ですから、自殺願望などないのに、突発的に電車や車の前に飛び込んでしまうというような自殺もあるのが恐ろしいところです。

うつ病では脳内物質を補うような薬を処方したり、カウンセリングを行うことが主な治療となっています。


うつ病の原因は辛い状況が続いたことばかりではなく、場合によっては進学や昇進・結婚といった、本人にとって嬉しい状況が原因で起きることもあります。

そのような場合には、本人の喜びの感情が強いためになかなかうつ病であることに本人自身も気がつかないことも多いです。


それに、何となく気がついても気づかない振りをしたり、気のせいだと無理やり思い込もうとしたりすることもあるでしょう。

精神科に通うことを嫌悪してなかなか通院せず、症状が悪化してしまうケースも少なくないので注意が必要です。

種類をきちんと知りましょう

一口にうつ病と言っても様々で、その発症の原因や症状・経過などにより分けられているのですが、実はその全てが解明されているわけではありません。

例えば、これまでうつ病は真面目で責任感の強い人が罹りやすいと言われていました。

また、怠け癖ではない・ワガママ病ではない証拠に、「原因となった嫌な事」が排除されても、その病状から開放されるわけではないケースがほとんどでした。


ですが、最近では、「嫌な状況から開放されている間は普通に過ごせる」という「新型のうつ病」が主に若者の間で流行りつつあります。

この新型のうつ病は、仕事など自分が嫌だと思っている状況の時はうつ状態になり、自分がやりたいことをやっている時にはうつ状態にはなりません。

この新型のうつ病の場合は特に、周りからも、「ただの我侭病・忍耐力がない怠け者」と捉えられてしまうケースが増えているようですが、うつ状態の時のつらさは従来のうつ病と変わらないのです。


うつ病には、大きく分けて三種類あります。

内因性うつ病、身体因性うつ病、心因性うつ病です。

何らかの精神的負担やストレスが原因で発症するものを心因性うつ病、肉体的な病や怪我によって引き起こされるもの(例えば、事故で半身不随になったり、余命いくばくもないと知らされたりなど)を身体因性うつ病と呼びます。

うつ病には、本人にもその原因がよくわからないケースも多々あり、そのような症状を内因性うつ病と呼んでいます。

症状とは?

うつ病の症状といえば、ともかく落ち込んだ雰囲気を思い浮かべる人も多いでしょう。

酷い場合には、自分が生きる意味を見失い、生きる気力さえなくしてしまうケースも多く、ともかく全てに対する興味や気力が失われます。

ですから、大好きな事さえ出来なくなります。


例えば、美味しいものを食べたいという欲求さえなくなるのです。

おいしいものは食べたいけど、食べるのが面倒だから何も食べたくないといった具合です。

しかし、このように気力がなくなった事を本人が自覚するのは医師から「うつ病」と診断された後のことが多く、それまでは「疲れて動きたくない」という自覚症状であることが多いのです。


精神面で言えば、ともかく理由もないのに辛くてたまらない、何かをやらなければと焦りを感じるのに動けない、他愛もないことにイライラする、何をしても楽しいと感じられなくなるといった精神的な変化が一般的に知られています。


また、そのような症状が一切なく、頭痛がしたり、激しい疲労感が続いたり、食欲が極端に落ちたり、原因不明の胃腸炎が続いたり、眠れなかったり、どれだけ寝ても疲れがとれないなど、肉体的不調しか現れないケースもあります。

そのような場合には、病院に行ってもその原因がわからないことがほとんどで、「仮面うつ病」と診断されることが少なくないようです。

仮面うつ病の場合には、本人にさえうつ症状の自覚がないので発見が遅れがちで、重症に陥るケースが多いと言われています。