悲劇は 爽やかな朝に始まる。今日は 燃えないゴミの日でした。 玄関の靴箱の上に仮置きしていた割れた植木鉢を手に取った瞬間。時が止まりました。

『虫がいる!』

初見では まさかシロアリとは思わず 気持ち悪さを感じて 夫を呼びました。

『シロアリじゃない?』

その後 靴箱の上に飾っていた額縁を持ち上げるとそこにも 大群がいました。敵は 見えない所にいた、とはこのことです。

我が家は 引っ越して丸一年。築20年弱の中古住宅をリノベーションして 暮らしています。工事の前にシロアリチェックは済んでいて問題なかったのですが 1年余りで餌食になってしまうとは。 悲しみよ、こんにちは。

夕方から リノベーションにかかわってくれた業者さんが見にきてくれました。工務店の方、外壁の塗装屋さん。みんな見てびっくりで 苦い顔。

工務店さんが玄関に設置した靴箱を外してみると 集成材の背中が食べつくされていました。一同唖然…。嫌な予感がして 漆喰を塗った壁も剥がし、土台部分の板も剥がすと うじゃうじゃ。そして 柱がすかすかな部分もあり もう涙目。

築20年だし よくあることらしいです。見にきてくれた業者さん2人とも 自宅のシロアリ体験者でした。とは言っても どんな駆除になって 工事になって いくらかかって いつ終わるの?色々不安が山積みです。お支払いについては 少し調べたら 確定申告で少し控除されるようなので 多少ほっとしましたが 小さな子どももいるので お薬関係は 怖いのです。

我が家は リノベーションの際、なるべく自然素材を使いたくて 予算のない中で出来る限りのナチュラル志向を貫きました。壁は 自分達で漆喰を塗りました。天井と間に合わなかった数カ所は クロスにしていますが 接着剤は あとぴっこハウスの小麦ちゃんを使用しました。小麦からできた無添加ののりです。

しかし 自然派にこだわるばかりに他の弊害が出る事もあるそうで…。例えば 防カビ材を使用していない糊なので クロスの下にカビがはえたり 床に塗ったオイルに虫が集まったり 腐りやすくなったりということなのです。

とはいえ シックハウス症候群になる可能性がある要素を組み込みたくなかったので ある程度は 夫を説得して 融通を利かせてもらいました。でも、シロアリに関しては 有無を言わさず 薬剤での駆除になるのが予想できます。お家が食べられてしまったら 本当の家なき子ですから。

午後19時を回った頃 シロアリ専門業者さんも 調査に来てくれました。この方たち 専門だけあってやはり詳しい。五年保証もついているとかで信頼出来そうな気がしました。明日また 床下と屋根裏を見にきていただく予定です。さらに 相見積のため もう一件別の業者さんにもお願いしています。

昨日までの平穏な日常が嘘のように シロアリ一色になってしまいました。がっくり。夫婦2人で落ち込んでいますが 早めに見つかって良かった…。という事で納得する事にします。中には カリカリとシロアリがお家を食べている音で被害に気がつく事もあるそうなので それに比べたら まだましなのでしょう。

リノベーションしたこと、中古を購入したことは 後悔していませんが シロアリチェックは 時々 必要な事なのだと感じました。高温多湿の日本なので 風通しを良くしないと 奴らが現れて知らないうちに貪り食べられてしまいます。

願わくは 安心して暮らせる穏やかな日が訪れますことを。

少し大袈裟ですが 今は そんな心境です。自然志向も今はちょっと緩めて 化学の力に期待することにします。