すすこんにちは、リカコです。

 

 

突然ですが、

皆さんには『コンプレックス』はありますか。

 

 

本来の言葉の意味は心理学の用語でさまざまな感情の複合体のこととされており、一部の世代では吉川晃司と布袋寅泰のことを指すようですが、ここでいう『コンプレックス』は自分の容姿・性質などを他者や理想と比べては途方もない劣等感に駆られるアレのことです。

 

 

自分に対する負の感情“はほとんどの人間が持ち合わせているモノであり、私も時折酷く悩まされております…。

 

今日は、最近新たに出来た『コンプレックス』の話を聞いてください。

 

 

 

 

 

 

先日勤めている会社の親睦会があり、職員の交流を深めようと用意されていた色々なレクリエーションに参加しました。

 

その中で『印象ゲーム』というレクリエーションがあったのですが、この悪しきゲームこそが私のふあふあなメンタルを無常なほどに傷つけていったのです。

※根本私の精神が弱小すぎるだけでこのゲームは何も悪くありません。

 

 

印象ゲームとは

出されたお題に対してそこにいるメンバーの中で最もあてはまると思う人を一斉に指す。

自分がどんな印象を持たれているのかが客観的に分かるコミュニケーションゲーム。

 

例)

「この中で料理が上手そうな人は?」

「せーの!はい!(指さし)」
「え~!」「ウチ~!?」ワイワイタノシイ

 

 

会社や学校でアイスブレイクとして行われることも多く、質問の内容を少し大人にすれば合コンでも役立ちそうないいゲームですよね。

 

 

この日もこの『印象ゲーム』は非常に盛り上がり、終始良い雰囲気で親睦会はお開き。

 

ほろ酔いで帰宅しベッドに入って、日課である一人反省会を悶々としていたその時、あることに気が付きました。

 

 

 

「…ワイの名前、出てない」

 

 

飲み会で行われた印象ゲームの中で、

ワイの名前が出てこなかったんです。

 

私は会社内でも他部署と交流がある方だったので、そもそもの印象が薄いということはないはず。

 

 

一先ず出されたお題を思い出してみると、

 

 

「ツンデレそうな人は?」

「家で喋らなさそうな人は?」

「いじられた時に内心怒ってそうな人は?」

「輪ゴムでずっと遊んでそうな人は?」

etc…

 

 

…なんか全部私に当てはまらんな?

 

…たまたまかな…でも10個くらいお題出てたのに…?みんなそれなりに名前出てたのに…え…何…この感情…

 

 

 

…イベー!

 

 

…ん?

 

 

…ベイベー!

 

 

な、なにか聞こえて…

 

 

…イベイベー!

 

 

何!?一体何なの!?

 

 

…マイベイベー!

 

 

ま、まさか…これ…

 

 

ビーマイベイベー!ビーマイベイベー!ビーマイベイベー!ビーマイベイベー!ビーマイベイベー!ビーマイベイベー!

 

 

COMPLEX(コンプレックス)だ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

正直私ってバンドやってたり会話に積極的だったりで一見個性的な人に見られがちだと思うのですが、よくよく思い返すとこれといった特徴のない人間であるという事実に直面し、私の中で『没個性』という新たなコンプレックスが産声をあげたのです。

 

 

「そんなことないよ!」という声が聞こえてきそうですが、一旦黙ってウチのメンバーを見てください。

 

 

 

 

Gt.西田 ハヤト

“顔が大きく手足が短い”一見コンプレックスの塊のようなフォルムですが、そんなことを1mmも気にしていないというメンタルの強さが彼の武器です。

 

父親のギターを約10年借りパクし続け、ギタリストなのに自分のギターを1本も持っていないという変な奴。

 

『絶対音感』をち〇ち〇に指した事に深い意味はありません。

 

 

Gt&cho.ひでひろ

人並外れた体幹の持ち主で、足どうなってるん?みたいなキショい動きを飄々と見せてきます。

 

のりちゃん・ハヤトのお兄ちゃん組によくおんぶをしてもらっている生粋の弟肌ですが、彼が寝てるところを誰も見たことが無かったり、真顔でチクチク言葉を発してきたり、ウツシヨに不穏な空気を吹かせてくるサイコスリラーな男です。

 

 

Ba.紗季


ウツシヨのビジュアル担当を担う整ったルックス。

細い体に大きなベースを振り回しているというだけで十二分に需要がありますよね。
 

一方で、ウ〇コを零した話をブログに掲載したり、誰も聞いてないのに「さっきトイレでめっちゃでっかいオナラしたよ」と報告してきたり、自分の汚話を周囲に知らせる事に異常な執着心があるようです。

てかなんか大食い多いな。

 

 

Dr.のりちゃん

爽やかな営業スマイルと人当たりの良い言葉使い、その巧みなコミュ力でウチのおかんがまんまとやられてしまいました。

 

ですがお酒を飲むとその姿は一変し、補正されていない道路に「お前のせいでこけたんや!」と怒り出すほど、腹の底には闇を抱えています

 

ウツシヨ最年長且つリーダーで、左利きの双子。

まあ正直人格というよりスペックが濃いタイプ。

 

 

Vo.リカコ(私)

 

 

 

お分かりいただけましたでしょうか。

 

比較すると見えてくるのが、私以外のメンバーには見た目と中身に『ギャップ』があるのです。

それが彼らの個性となり魅力に繋がっていくわけですね。

 

その一方で私は割と見たまま・話したままの人間性で、魅力的なギャップというモノがほとんどないように思います。

 

強いて言うなら画像のback numberの件然り、恋人の前でオナラができないとか、好きな人には自分から話しかけられないとか、絵に描いたような普通の女であることが私のギャップなのかもしれません。

 

まあこれをギャップとするなら、人から見た私は【好きな男を強引にカラオケに誘いだし『聖飢魔II』を歌ってもらってゲラゲラ笑いながら屁こいてる女】ということになるのですが…。

 

 

 

 

会社の親睦会一つでここまで悩めてしまう自分にはほとほと呆れますが、これが最近新たに出来た『コンプレックス』の話です。

 

 

 

 

 

…先日のボイスレッスン終了後、

以上の内容を“MRちゃん先生”に相談しました。

 

MRちゃん先生は「いやいや、リカふぃは個性的だと思うよ!」と言ってくれたので、「じゃあ私の特徴とかギャップって具体的に何やと思いますか?」と返しました。

 

するとMRちゃん先生はしばらく俯いた後、

私にこう言いました。

 

 

「ほんとだ!!!何もねえな!!!!!!」

 

 

 

大笑いしているMRちゃん先生を見て、

私は胸がすーっと軽くなりました。

 

 

私が欲しかったモノは“個性”や“ギャップ”ではなく、『何もない自分』を笑って認められる強さだったのです。

 

 

MRちゃん先生はその後「リカふぃは“普通”っていうより“オールマイティ“な人だからね、案外相手に隙を見せないんだよ」と言って、引き続き「しかしほんとに何もないwww」と笑ってくれました。

 

 

 

私は自己肯定感のカケラもないような根暗人間ですが、そんな事でクヨクヨ悩んでも自分を辞めることはできません。

 

個性豊かな仲間たちに囲まれ、支えられながら、

『自己肯定』は無理でも、せめて『自己満足』ができるような大人になろうと思った次第であります。

 

 

そもそも、こんな変わり者ばっかりのバンドで一人くらい普通な人間がいないとダメだわ!!!

 


オツシヨ!

 

 

 

 

 変人バンド『ウツシヨ』ライブ情報

 

 

3月24日(日) 京都GROWLY

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OPEN15:30/START16:00
入場:¥3,500

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