高齢者支援の仕事をしていると、自分はどのように死んで行きたいのかを考える機会がとても多い。
もちろん、考えたところで願う通りの最期を迎えられるとは限らないのだけど
私の父方の祖父は老衰のため自宅で亡くなったのだけど、ベッドを取り囲んだ妻や子や孫(曽孫もいた)達の顔をぐるりと見渡して、頷いてから息を引き取った。
なんとなく「安心したよ。ありがとう」と言っているように見えた。
本当に穏やかな最期で、私達も口々に「おじいちゃん、ありがとう」と声をかけて旅立ちを見送った
私は最期の時には大好きな人に手を握っていてもらいたいと思う
そして言うんだ
「あなたのお蔭で幸せな人生でした」
って


あれ!?
これって『関白宣言』!?
現在夫のいない私には、かなりハードルの高い願いではある