ずいぶんブログ更新の間が空いてしまいました。


書いては消し、書いては消して、でも誰かの何かに引っかかると良いな、とまた書いてみます。




さて、今日のタイトル「未来予想図」。


パッと思いつくであろう、DREAMS COME TRUEの有名な楽曲。


うつサンが高校生の頃、先輩たちが合唱曲で歌っていて、年上世代の女性が好きな恋愛ソングというイメージを持っています。


明るいバラード曲で、ハッピーな歌詞。


恋愛中の女性が彼氏との愛の日々を振り返り、このままふたりの幸せな将来が続いていくことを思い描く、という内容。


『未来予想図Ⅱ』の前編(前歌)の『未来予想図』もあります。


Ⅰでは「未来予想図」を「時々心に思い描く」。


Ⅱでは「ずっと心に描く」。


時の変化と共に、ふたりの幸せな未来が確信になっています。




さて、ある知人女性から聞いた、「未来予想図」の話。


その女性は子どもの頃、東京に住んでいましたが、春休みや夏休みになると、福島の祖父母の家に遊びに来ていたそうです。


家からは海が近いので、よく浜辺を散歩したり、海水浴を楽しんでいました。


いつからか、浜辺に座って海を眺めると、ある思いが浮かんでくるようになりました。


「私は大きくなったら、この海の向こうへ渡る。そこで結婚して、子どもを生むんだ」と。


願望だったのかも知れないけど、それは確信だったと言います。


漠然と、だけどきっとそうなる、と思っていたそうです。


そして、その女性は高校卒業後に渡米、現地でアメリカ人男性と結婚して、子どもを二人生みました。

(今は離婚して日本で暮らしています)


「結果的には日本に戻ってきたけど、やっぱり私が思い描いた通りになったのよ」と、その女性は言っていました。


他愛もない思出話をしていた時に、一度だけ聞いたので、その時は「そんなこともあるのか」程度に思っていました。


が、なんとも印象深い話で、その後も何度となく思い出しては、浜辺に座って海の向こうを見つめる少女を思い浮かべています。



スピリチュアルな話題だと、「引き寄せの法則」とか「生まれる前に人生設計をしてきている」などよく聞きます。


この知人女性の場合は、どうなのか?

(以下はうつサンの想像)


→その確信は、本人の意に反するものではないし、願望も含んでいるなら、実現させようと行動したはず。


→アメリカに行くための勉強をしたり、お金を貯めたり、たくさんの努力と苦労があったはず。


→実現した後のことを想像していないなら、選択肢は複数あったはず。


心理学だと「予言の自己成就」とか「自己成就予言」と説明されそうですが…


真相なんて、その女性本人さえ分からない、意識していないことでしょうが、勝手に妄想…考察しています。


人の持つ信念や意識(無意識)はすごいパワーなのだな、と感心します。



さて、自分に置き換えてみると。


まったく以て、子どもの頃思っていた「大人になった自分」になれていません。


大人になったら、お菓子も食べないし、漫画も読まないし、ゲームで遊ぶこともないだろう。


25歳位には結婚して、子どもも何人か産んでいるだろう。


さらには、仕事でバリバリ出世する、という目標を小学校の卒業文集に書いてました。

(テレビの影響なのか、キャリアウーマンという響きを格好いいと思ってました笑)


立派で完璧な大人。

(だいぶ偏った想像を膨らませていましたが)


今のところ、何一つ実現させていない。


……。





最近、音楽番組で偶然耳にした『未来予想図Ⅱ』。


お年頃になったせいか、今までスルーしていた言葉の意味を考えるようになりました。


自分の「未来予想図」は??


未来のことなんて、誰にもわからないけれど。


今の「未来予想図」が本当に現実になるなら、ちゃんと考えておく必要があるんじゃないか?


30代になって、こんなことで焦る自分なんて、昔の「未来予想図」には入れてないはずなのに。




『未来予想図Ⅱ』の最後は、こう締め括られています。


「ほら、思ったとおりに 叶えられてく…」




いつも考え過ぎて、ネガティブ思考に疲れるうつサン。


シンプルに、いつでも心地よく、幸せで在れ!


輝く紅葉。